終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
「平成人の忘れもの」
講師:五木寛之氏(作家)
戦後日本人の生きざまをダイナミックに描いて多くのファンを魅了してきた五木寛之氏は、年を重ねるにしたがって信仰をテーマに取り上げるようになり、近年は「他力」的生き方を、やさしいエッセイの語り口で連作している。古希を迎えたのを機に始めた「百寺巡礼」も昨年、無事に終了し、各地に息づく信仰の伝統を紹介した。まさに根無し草のような激動の昭和から平成になって20年に及ぼうとする日本人は、先人の経験と知恵に学びながら、その精神の拠り所を定めることができるのだろうか。
いつき ひろゆき 1932年、福岡県に生まれる。1947年、北朝鮮より引揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。1966年、『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞受賞。『青春の門』で吉川英治文学賞をうける。代表作は『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『蓮如』『大河の一滴』『他力』『日本人のこころ』(全6巻)。翻訳にチェーホフ『犬を連れた貴婦人』リチャード・バック『かもめのジョナサン』ブルック・ニューマン『リトルターン』等がある。第一エッセイ集『風に吹かれて』は刊行39年をへて、現在総部数約460万部に達するロングセラーとなっている。ニューヨークで発売された、英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。また2002年度第50回菊池寛賞を受賞。2004年には第38回仏教伝道文化賞を受賞。1981年より休筆、京都の龍谷大学において仏教史を学ぶが、1985年より執筆を開し、現在直木賞、泉鏡花文学賞、吉川英治文学賞その他多くの選考委員を務める。
最近作に講談社刊『新・風に吹かれて』がある。
主 催:宗教新聞社 共 催:にっぽん文明研究所 日 時:平成18年9月25日(月)午後2:00開場、2:30〜4:00 会 場:アルカディア市ヶ谷(私学会館)3階 富士の間 JR・東京メトロ 市ヶ谷駅下車 徒歩2分 会 費:2000円(本紙購読者1000円)
申し込みは9月15日までにお願いします。
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※ 講演の録音、録画、撮影等は、講演者側の要望によりお断り致します。
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