富士山麓でWPPD2004JAPAN 平和と祈りの儀式に3600人 世界の先住民がメッセージを贈る
先住民からのメッセージに真剣に耳を傾ける参加者
=6月20日、静岡県富士宮市の朝霧高原内多目的体育館
「すべてのくに、すべての信仰、ひとつの祈り」を主題とするWPPD(World Peace & Prayer Day―せかいへいわと祈りの日)2004JAPAN(主催・同実行委員会=海老原美恵代表、後援・静岡県教育委員会・富士宮市ほか)が富士山の麓、朝霧アリーナを主会場に、六月十八日の前夜祭から二十二日までの五日間開催された。北米、中南米、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの先住民のメッセージを聞くプログラムを中心に、先住民の唄や踊り、子供のアート展、映画、トーク、シンポジウム、いのりのウオークなど催しは多彩。インターネットや知人の紹介で延べ六千人が参加し、夏至の二十一日には台風6号の影響で横殴りの雨のなか、朝霧アリーナに三千六百人の平和の輪を作り熱い祈りをささげた。・・・
第93回曹洞宗通常宗議会 宗門関係学校の充実図る
先第93回曹洞宗通常宗議会。中央上段は加藤俊雄議長、その下が有田惠宗宗務総長 =6月22日、東京・芝の曹洞宗檀信徒会館
曹洞宗(有田惠宗宗務総長)の第九十三回通常宗議会(加藤俊雄議長)が六月二十二日から二十五日の四日間、東京・芝の曹洞宗檀信徒会館で開催された。同宗規程の一部変更や補正予算など六議案のほか十二の承認案件が上程され、審議・議決された。 開会式で宮崎奕保管長は「曹洞宗の帰するところは只管打座であり、世界が禅に満ち溢れるよう願う」と教示。加藤議長は答辞の中で、宮崎管長を取材したNHKスペシャル『104歳の禅師』が六月十二日に放映され視聴者に深い感銘を与えたと報告。今回の宗議会に上程された諸案件について十分に審議を尽くします、と述べた。・・・
<2面>
- イラン、ヤズドの聖地に巡礼者の群れ
ゾロアスター教徒の夏
- 憎しみを煽る説教者たち
イスラムに手を焼くヨーロッパ
- 米南部バプテスト連盟
世界連盟と断絶へ
<3面>
- 峨山韶碩禅師の法要会
14世紀、曹洞宗興隆の礎築く 生誕地・能登
- 連載・神道つれづれ
宮中祭祀神道の意義
<4面>
- 本紙講演会[下]浅草寺勧学所長 京戸慈光
日本仏教の根底にあるもの 天台宗を骨に各宗派が発展 心を耕すような仏教研究を
- 宮沢賢治「ポラーノの広場」をめぐって(下)
松扉博 真宗大谷派明円寺住職 キューストにとって「ポラーノの広場」とは
<5面>
- リポート霊友会裁判
久保継成氏「霊友会会長」名乗れず 教団、混乱期乗り越え正統性守り切る
- 「土と神道文化」公開講演会
神宮祭祀の源流にある土の神
<6面>
- 人・禅宗僧侶、料理研究家、禅アーティスト 柿沼忍昭師
書画も料理も信仰心の現われ
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