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  2月20日号社説
 

「帝国の重きを韓国の保全に置くや、一日の故に非ず。是れ両国累世の関係に因るのみならず、韓国の存亡は、実に帝国安危の繋(かか)る所たればなり。
……露国は、既に帝国の提議を容れず、韓国の安全は方(まさ)に危機に瀕し、帝国の国利は将に侵迫せらせんとす……」これは一九〇四(明治三十七)年二月十日、ロシアに対して発せられた明治天皇の宣戦の詔勅の一部である。「韓国を守るために、やむなく……」との趣旨だ。
今年は日露戦争開戦百周年に当たる。日清戦争に次いで日露戦争に勝った日本は、欧米列強と肩を並べるまでに至る。まさに「坂の上の雲」を求め、明治維新から驀進を続けてきた成果であった。その意味で、日露戦争に対する歴史的評価は高く、当時の国民もその勝利に歓喜した。遅れて近代化を始めた弱小・日本が、最強の陸軍を擁するロシアを打ち破ったという、明治の成功物語が生まれたのである。
同日、ロシアのニコライ二世も日本に対する宣戦布告を出している。そこで、韓国問題に関する両帝国間の協約改訂の協議が終わっていないのに、日本は外交断絶を宣告し、予告なしに水雷艇で旅順港外のロシア艦船を攻撃した、と怒りをあらわにしている。当時、ロシアは好戦的な宮廷派がリードしていた。・・・

クョスコニョ    [1] 
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