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  9月20日[天地]
 

真言律宗白毫寺(びゃくごうじ)は奈良市の東、高円(たかまど)山のふもとにあり、境内の庭に立つと西に奈良市街から二上山、遠くは生駒山まで一望することができる。雲亀元年(七一五)、志貴親王(しきしんのう)の没後、その山荘跡を寺としたのに始まるという。鎌倉時代に西大寺の叡尊によって再興され、弟子の道照が中国から持ち帰った「宋版一切経」の摺本を経蔵に納めてからは「一切経寺」とも呼ばれ、庶民信仰の場として栄えた

▼寺までの石段を登ると、両側から萩の花に包まれ、まさに「花の寺」の風情だった。ファンの間では、「石段が一番きれいな寺」として知られているという。四月十日ころには、境内にある天然記念物の五色椿が白、ピンク、まだらなど五種類の花をつけるので、見物客でにぎわう。とりわけ、根元の苔と白砂の上に落ちた色とりどりの花が見事とのこと。また奈良に来る用事ができてしまった

▼学生時代、近鉄奈良駅からバスに乗って浄瑠璃寺に行き、京都と奈良の県境にある岩船寺(がんせんじ)や般若寺などの古寺を歩いたことがある。七月の暑い日差しの中、浄瑠璃寺の本堂脇に咲いていたアジサイの青い色が、今も鮮やかに脳裏に残っている。寺のことはすっかり忘れてしまったのに、青いアジサイを見ると浄瑠璃寺を思い出してしまうのはなぜだろう。花よりだんごが女なら、男は寺より花なのか。そんなことを勝手に思っていると、早く夕食に降りてきなさいと妻に叱られた。

クョスコニョ    [1] 
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