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  平成17年2月20日号[天地]
   小説『いま、会いにゆきます』(市川拓司著、小学館)が二〇〇三年三月の発売以来、ロングセールを続け、同名の映画もヒットした。テーマや売れ方が『世界の中心で、愛をさけぶ』とよく似ている▼物語は以下のよう。妻に先立たれながらも六歳の息子・佑司と二人で何とか幸せに暮らしている秋穂巧。そんな巧たちの前に、一年前に逝ったはずの妻・澪(みお)が梅雨のはしりのある雨の日に現れる。しかし彼女は、一切の記憶を失っていた。巧と佑司はそんな澪を優しく迎え入れ、三人のちょっと不思議な共同生活が再び始まる。記憶の戻らない妻に、自分たちの恋の歴史を語って聞かせる夫の巧。やがて二人は「二度目」の恋に落ちる。そして佑司は「二度目」の母との触れ合いを喜ぶ。しかし、六週間の雨の季節が終わりを告げるのとともに、澪は再び巧たちの前から去っていく。巧と佑司の心に消えることのない宝物を残して…▼巧は佑司に「ママはアーカイブ星に行った」と説明していた。自分たちも死んだらそこに行き、また一緒に暮らすのだと。茨城県鹿嶋市にある私立中学で一年生に「デス・エデュケーション」を行っている四十代初めの男性教師も、生徒に「死んだらどうなるの」と聞かれると「子供には星に行くと教えているよ」と答えているという。生徒はそれで満足するようだ▼かつて死は深刻に向かい合う思索の対象であったが、どうも最近の若者の間ではそうではなくなっているらしい。いうならばファンタジーの世界だが、それだけ身近なフィーリングでとらえようとしていることは確か。若い世代がどんな死のイメージを持っているのか、宗教はもっと関心を持つ必要があるだろう。
クョスコニョ    [1] 
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