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社説
  平成18年2月5日号
 

皇室典範改正阻止緊急集会 神道政治連盟
万世一系の伝統守れ
衆院122人、参院51人が署名

 

「男系男子による皇位継承を守れ」と訴える宮崎義敬神道政治連盟会長。右隣は矢田部正巳神社本庁総長=1月19日、東京・千代田区の憲政会館

 

 小泉純一郎首相は一月二十日の第百六十四通常国会の施政方針演説で、皇室典範改正について「改正案を提出する」と述べるに留めた。この改正案を男系男子による皇位継承の原則が絶たれると神社本庁をはじめ関連団体は強い危機感を持っている。国会開会前日の十九日、女系天皇を容認する改正案の国会提出を阻止しようと緊急集会(主催、神道政治連盟=宮崎義敬会長)が都内の憲政会館で開催された。集会後、参会者は議員会館に赴き国会議員に陳情。二月一日現在、衆院議員百二十二人、参院議員五十一人が反対の意思を表明した。今後も陳情は継続する。二月一日には同様の趣旨で渡部昇一氏、平沼赳夫衆院議員らが出席し日本会議(会長、三好達・元最高裁長官)主催の緊急集会が開かれた。

 会場には全国から都道府県本部役員、宮司ら八百人が参集、冒頭、宮崎会長は「明日(二十日)の通常国会の前に私どもの決意を示したい」と緊急性を述べてから、「二千六百六十年余りある皇室の伝統を『皇室典範に関する有識者会議』(座長、吉川弘之・元東京大学総長)がわずか十七回の会合、三十時間の審議で結論付けたことは拙速」と非難。また吉川座長の「国家観、歴史観を扱わない」との発言に「皇位継承は国家観、歴史観を離れてない」と断じ、「国民の理解と支持が得られる案」との有識者会議の基本的な視点に対し「何もかも時代に即応しなければならないことではない。変貌する時代こそ不変の価値観が大事」と改正案阻止への意気込みを伝えた。
 矢田部正巳神社本庁総長は「朝夕皇室の安泰を祈っている」と神社の教化の第一が皇室の護持にあるとした上で「平成十七年三月に皇室典範への基本姿勢を示し、有識者会議の報告書提出の翌十一月二十五日に総長談話を発表した。さらに十二月に神社本庁の基本見解を内外に示した」とこれまでの経緯に触れ、ェ仁親王殿下の改正案批判について吉川座長の「どうということはない」との発言を取り「この一言が有識者会議の性格を物語る」と切って捨てた。最後に「神社界では言挙げせずでは済まされない。言挙げして一致し阻止していく」と全国八万神社を挙げて臨む決意を示した。
・・・

 

2006年3月6日(月)宗教新聞講演会案内はこちら

 

 

WCRP日本青年事前会議
大会に向け暴力の克服模索


WCRP日本青年事前会議パネルディスカッション。(右から)宮台真司、木山啓子、江川紹子の各氏。司会は杉野恭一氏=1月25日、東京・渋谷の国連大学ウ・タント国際会議場

 

 今年八月二十一日から二十五日にかけて、WCRP(世界宗教者平和会議)青年世界大会が京都と広島で開催される。その事前会議として一月二十五、二十六の二日間、東京・渋谷の国連大学ウ・タント国際会議場で「WCRP日本青年事前会議」(主催、WCRP国際委員会・WCRP日本青年部会)が、「あらゆる暴力を乗り越え、共にすべてのいのちを守るために」をテーマに開催され、立正佼成会、神社本庁、金光教、曹洞宗、松緑神道大和山など三十七団体から三百人の宗教青年指導者が参加した。
 一日目は、庭野日鑛WCRP日本委員会理事長(立正佼成会会長)の主催者あいさつに続いて、ウィリアム・ベンドレーWCRP国際事務総長が「紛争解決・平和構築・持続可能な開発に向けて」と題し基調講演。ベンドレー事務総長は、暴力に立ち向かう宗教者の姿勢を示しながら、平和創出には宗教協力が欠かせないと強調した。
 続いて、ジャーナリストの江川紹子氏、木山啓子特定非営利法人ジェン事務局長、宮台真司首都大学東京准教授の三氏によるパネルディスカッションT「暴力の定義、宗教者への提言」があり、@暴力についての現状把握A暴力の根本原因B対策の樹立C問題解決――の四つのフレームワークで論議された。司会は杉野恭一WCRP国際事務局事務総長補。
 暴力の原因について、江川氏は「民主化や解放という名の美しい大義名分をもつ善の動機の暴力がある。自分の価値観が優れているとの確信が暴力になる」とオウム真理教事件の取材体験を踏まえ語った。
 旧ユーゴスラビヤで支援活動を続けてきた木山氏は、現地での支援活動から「現地でその国や民族の歴史を聞くと、なるほどとうなずいてしまう」と自国を正当化する歴史観に言及。「サラエボの人口五十万人のうち三十万人が反戦デモをしたが、戦争が起きた。日本人は、兵役忌避をすればいいと言うが、現実にはできない」と反戦デモの問題点を指摘し、「紛争をなくすには心の平和を取り戻すことが先決だ」と語った。
 「善意の暴力と憎しみの暴力は表裏一体で永久に消えない、誰が仲間か境界線が不明な時代が近代の危機だ」とする宮台氏は「生きとし生けるものが仲間なら、人間が生き延びるのがいいことか、遠くない将来、疑問となる時が来る」と宗教者の自覚を強く求めた。・・・

 

<2面>

  • 教皇が「勇気と決意」強調
    カトリック広報の日に向け

  • イラン大統領が過激発言
    ハマスとの危険な連携も
    シリア

<3面>

  • 増上寺で浄光会新年会
    国会議員ら念仏を唱和

  • コレッタ・キング夫人が死去
    キング牧師の遺志継ぎ平和活動

<4面>

  • 仏教とキリスト教の対話
    非武装を貫いてこそ平和構築
    法然上人鑚仰会

  • 中世の終末医療、模型で再現
    阿弥陀信仰で孤独を癒やす
    龍谷大学

<5面>

 

  • 「宗教対話」実践研究会
    設立に向け構想・計画を討議
    大 阪

  • 日宗連
    宗教と税制シンポ
    課税の有無めぐり議論

<6面>

 

  • 人・女人高野山別格本山慈尊院住職 安念清邦師
    案内犬ゴンの思い出を語り継ぐ
クョスコニョ    [1] 
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