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社説
  平成18年5月20日号
 

新しい憲法をつくる国民大会
「国を守る責務」明記せず
国民は憲法に自分の意見を

 

政党、国会、行政が新憲法に真剣に取り組むよう要請した国民大会。

中央は愛知和男会長=5月3日、東京・千代田区公会堂

 

 憲法記念日の五月三日、新しい憲法をつくる国民会議(自主憲法制定国民会議)と新しい憲法をつくる議員連盟(自主憲法期成議員同盟)共催による第三十七回「新しい憲法をつくる国民大会」(会長、愛知和男元防衛庁長官)が都内の千代田区公会堂で開催され、約八百人が参加した。自民党は昨年十一月、結党五十周年に新憲法草案を発表している。改憲志向が強まる中で開催された同大会で船田元・自民党憲法調査会会長は、「(新憲法草案には)権利が多く義務が少ないとの声がある。国を守る責務、家庭を良好に保つ責務を提言したが時期尚早という意見があった」と発言した。続いて、同議員同盟・同会議が作成した(新憲法)「15年案」を修正した「18年案」が発表され、さらに検討を加えよりよい新憲法案を作成することになった。

 愛知会長は「平成十五年、会として憲法草案を発表したことが大きな一石となり、各政党が新憲法案を出すのにつながった。これには大きな自負を持っている。会では『15年案』に対する意見、批判を受け、原案に対して検討を加える勉強会を行ってきた。本日、『15年案』を修正した『18年案』を発表する(後掲)。これからの課題は国民に憲法を理解してもらい、憲法に対して自分の意見を持ってもらうことだ」とあいさつした。
 元外務大臣の中山太郎憲法調査特別委員会委員長は、@再び侵略国家にならないA基本的人権B民主主義堅持の三つを新憲法の基本理念に置いて五年間八十三回議論を重ねてきている、と述べた上で天皇制に言及、「スウェーデン、オランダ、英国など王政を敷いている国家は歴史上どう変化してきたか。それぞれの国家は時代の変遷の中で王制度維持の決断をしてきた」と天皇制維持の姿勢を明言した。旧ソ連における、ゴルバチョフ大統領(当時)による改革後の憲法改正について「国家の体制が変われば憲法を変えるのが当然」との同氏の考えを紹介し、「日本も憲法改正は時代の要請だ」と述べた。
 船田会長は環境権、プライバシー権、知る権利、犯罪被害者の権利などを列挙した上で「義務が少な過ぎるとの声があり、国を守る責務、家庭を良好に保つ責務を明記すべきだと思う。ポスト近代の新憲法には、国民を守るだけでなく国と国民が共に共同作業をすることで国を守り地域社会の秩序を保っていく要素が必要と提言したが、時期尚早との声があった」と、議論が国民の責務明記に至らなかったことに無念の思いを吐露した。
 次いで、竹花光範憲法学会理事長(駒澤大学教授)が「15年案」(前段)と「18年案」とを比較して、次のように改訂字句、検討事項を解説した。
・・・

 

 

 

明治神宮春の大祭
6月1日に1万人大会


祭典を終え退下する外山勝志宮司(中央)=5月3日、東京・渋谷区の明治神宮

 

 全国より献木された杜の木々の若葉が萌える五月三日、明治神宮(外山勝志宮司、東京・渋谷区)で外山宮司を斎主に春の大祭が斎行された。拝殿には明治神宮崇敬会会員六百人がご祭神の前に心を整えご神徳に与った。外山宮司は「崇敬会創立六十年を迎える六月一日、日本武道館で一万人大会をする」と祭典後のあいさつで述べた。
 神殿の御扉が開かれ献饌の儀が祭員の手で粛々と進められ祭壇が整うと宮司が祝詞を奏上、明治神宮崇敬会創立六十年を奉告するとともに皇室の弥栄と国家の繁栄、世界平和を祈念した。参拝者が見守るなか、中庭で舞姫が「浦安の舞」を清麗に舞う。空を舞う桧扇が皐月の陽に輝き鈴の音が拝殿に響く。心が和み参列した喜びに浸る。宮司、玉串拝礼に続き総代、古橋廣之進日本水泳連盟名誉会長、角道謙一農業者大学名誉校長、加藤源蔵明治神宮農林水産物奉献会会長らが玉串を献じ拝礼して祭典を滞りなく終えた。
 外山宮司は「今年の祭典は六十回になる。崇敬会が創立した翌年の六月一日、『焼け野原となった東京の復興は明治神宮から』との掛け声で、丸焼けとなったこの地に十畳ほどの拝殿を建て、百人が集って祭典が挙行された。本年六月一日、六十年を記念して日本武道館で崇敬会会員一万人大会を開催する。現在崇敬会は百二十四支部、会員二十万人に成長した。経済至上主義の一方、伝統・愛国心・家庭の力の衰退化が著しい。であれば崇敬会の使命は重要。会員実践綱領の基本理念は教育勅語の三カ条をまとめたもの。この精神を尊重し人生の指針にして地域社会づくり、よりよい国づくりに貢献してこそ世界平和に通ずる」とあいさつした。
・・・

 

<2面>

  • ローマ教皇
    中国公認教会の司教任命に抗議
    「対話の障害となる」と

  • 拡大するバハイ教を警戒
    イスラエルの陰謀説も
    エジプト

<3面>

  • 妙見閣寺創立50周年記念式典
    竹内日祥上人が記念講演

  • バングラデシュの仏教事情
    ――チッタゴンを中心に
    タイ上座部仏教研究センター所長(元ワットパクナム僧侶) 松下正弘

 

<4面>

  • 出雲井晶「日本の神話」研修会
    500人が『古事記』神代篇朗読

  • 全国日蓮宗女性教師の会
    社会活動へ踏み出す

<5面>

 

  • 生長の家白鳩会全国大会
    21世紀を大調和の時代に

  • 新自動車交通安全祈祷殿
    国内最大級の祈祷殿が完成
    川崎大師

<6面>

 

  • 人・浄土真宗本願寺派浄琴山佛照寺住職 鴨 仁彦師
    ビルマ釈迦堂を親鸞ゆかりの地に
クョスコニョ    [1] 
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