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社説
  平成18年6月5日号
 

伝統と文化を次の世代に
神社本庁設立60周年記念式典
功績者284人、記念表彰者2519人

 

お言葉を述べられる秋篠宮殿下。右は秋篠宮妃殿下

=5月23日、東京・港区の赤坂プリンスホテル(神社本庁提供)

 

 神社本庁(矢田部正巳総長)が設立六十周年を迎えた。その記念式典が秋篠宮同妃両殿下ご臨席の下、五月二十三日に東京・赤坂プリンスホテルで開催された。池田厚子総裁、久邇邦昭統理をはじめ神社関係者、表彰者ら約千六百人が参列。秋篠宮殿下がお言葉を述べられた。表彰規程に基づく表彰者は二百八十四人。六十周年の記念表彰者では二千五百十九人が栄誉に浴した。翌二十四日から二十六日まで最高議決機関、定例評議員会が神社本庁大講堂で開催された。上程された全議案を可決、全国八万神社が結束して第六十二回神宮式年遷宮に向かって奉賛活動が本格的に展開される。        (定例評議委員会は3面)

 神宮遥拝、国歌斉唱に続き池田総裁が式辞。「幾多の困難を越え美しい日本の伝統文化を伝えその歩みを進めてきた」と六十年を回顧し尽力してきた関係者に謝辞、受賞者に「心からお祝い申し上げます」と祝いの言葉を述べた。
 功績表彰に移り、矢田部総長が審査経過を報告。神職としては最高の栄誉である鳩杖は池田総裁の名で久邇統理の手から新潟県・轡田勝彌堀出神社宮司に贈呈された(表彰者数は後掲)。
 秋篠宮殿下は表彰者を前に「神社本庁は、第二次世界大戦後に神社が国家の手を離れたことにより、全国神社の総意によって設立されました。爾来、神社の護持発展はもとより、伝統的な祭 の維持・保全と道徳の啓蒙に努めてこられました」と困難や障害を超えて継承してきた努力に敬意を表した。次いで、式年遷宮について「その準備が進められていると伺っております。現代社会の中で、遷宮諸祭をはじめとする行事や神社における祭祀を、古代にのっとって行うことには難しい点が多々あろうかと思われますが、皆さんの英知と努力によって、よい形で継承されていくことを願っております」(要旨)とお言葉を述べられた。
 小泉純一郎内閣総理大臣は「国際化が一層進む中でわが国が果たすべき役割が求められている。そのためにはわが国の伝統文化を理解する心を一人ひとりが培うことが重要なこと。先人が守り伝えてきた伝統と文化を次の世代に伝えてくださるよう念願する」と祝辞した。(代読、安倍晋三官房長官)
・・・

 

屋根瓦葺・耐震工事奉告式
大堂が優美な姿現す 
池上本門寺


優美な姿を見せる大堂=5月27日、東京・大田区の池上本門寺

 

 平成十七年四月より進められていた日蓮宗大本山池上本門寺(酒井日慈貫首、東京・大田区)大堂の屋根葺き替え工事と耐震工事がこのほど円成し、完成奉告式が五月二十七日、酒井貫首を大導師に来賓、工事関係者、総代、寄付者ら五百人が参列し厳粛に営まれた。寄付者五千三百人の芳名簿が本尊前に奉呈された。
 大導師、式衆らが昇堂し麗水散華で式が始まる。開経偈の次に参加者で自我偈を読経、式衆によって慶讃奉告文が奏上された。「異体同心なれば万事を成じ、……」と祖訓(異体同心事)を唱和すると、式衆の手で寄付者芳名簿が本尊前に奉呈された。式の中で酒井貫首より工事関係者に感謝状が授賞された。また書家・柳田泰山氏の写経屏風四脚が宮島義雄・光代夫妻が施主となって本門寺に奉納された。
 井上瑞雄総本山久遠寺総務は、藤井日光師に代わって酒井貫首が日蓮宗管長に就任したことに「二重の喜びに沸く本門寺」と祝辞した。
 檀家総代の池上幸保氏は「パリのノートルダム寺院を訪ねたとき、第一次大戦の犠牲者を追悼するミサをしていた。厳粛な雰囲気で、カトリックの信者の手によって寺院が守られてきたことがうかがえる。子孫が真心で支えれば本門寺も残る。今日の完成祝いが次の世代へ伝わっていくきっかけになってほしい」と祝辞した。
 本門寺大堂は昭和二十年の東京大空襲で消失し、昭和三十九年に再建された(落慶法要は四十二年)が、瓦が落ちたり柱が傾いたり、近年、目視できるほどに傷んできていた。そこで、平成十七年正月より募財を開始し、寄付者は五千三百人に達した。同年四月から着手し、十八年四月二十八日、一年有余の工事期間中、無事故で完成に至った。
 本門寺は日蓮聖人が弘安五年(一二八二)十月十三日、六十一歳で入滅された霊跡。「法華経の道場として長く栄えるように」という祈りを込め、日蓮聖人により長栄山本門寺と名付けられた。その後、大檀越の池上宗仲公が、法華経の字数(六万九千三百八十四)に合わせて約七万坪の寺域を寄進し、寺の礎が築かれたことから、「池上本門寺」と呼ばれるようになった。
 このたび大堂の屋根葺き替えと耐震工事が完成し、「文化財としてだけでなく多くの人にとって必要である本門寺」(早水日秀執事長)として出発した。
・・・

 

<2面>

  • 映画「ダ・ヴィンチ・コード」公開
    抗議運動が話題作りにも

  • 米国イスラム教徒の課題
    テロの影響、離婚増加など深刻

<3面>

  • 神社本庁定例評議員会
    遷宮、財団設立で盤石な態勢

  • 日本ヘブライ文化協会特別講演
    「ユダの福音書」の背景

 

<4面>

  • 淡路島の伊弉諾神宮・本名孝至宮司に聞く
    国の始まりと神社の始まり
    伊勢神宮と同一緯度上に
    稲作が育んだ信仰と文化

<5面>

 

  • 千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式
    秋篠宮同妃両殿下が拝礼

  • 第2回世界平和交響曲
    192ヵ国語で祈り捧げる
    白光真宏会

<6面>

 

  • 人・臨済宗妙心寺派甲斐国分寺住職 芦田宗興師
    史跡に建つ寺の新たな姿
クョスコニョ    [1] 
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