総計: 1052787  今日: 162  昨日: 337       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 平成26年案内 
 平成25年案内 
 平成24年案内 
 平成23年案内 
 平成22年案内 
 平成21年案内 
 平成20年案内 
 平成19年案内 
 平成18年案内 
 平成17年案内 
 平成16年案内 
 バックナンバ
社説
  平成18年10月5日号
 

宗教者は「悲」の力を教えよ
本紙講演会
五木寛之氏が講演
「平成人の忘れもの」

 

「「ため息をつくことも大事」と話す五木寛之氏

=9月25日、東京・市ケ谷のアルカディア市ケ谷

 

 去る九月二十五日、東京・市ケ谷のアルカディア市ケ谷で開かれた本紙講演会で、作家の五木寛之氏が「平成人の忘れもの」と題し講演した。にっぽん文明研究所とインド文化協会が協賛。やさしい語り口で、ユーモアを交えながら、現代人が抱える本質的な問題に切り込む。約三百人の聴衆は、心に染み入るような五木氏の話に深く感動していた。

 五木氏は、仕事で訪れたブータンで自殺者数が日本の五百分の一だったことに驚いたと話し、「年間三万人を超える日本は先進国でも最悪、それほどに命が大事にされていない。親が子を殺し、子が親を殺すような社会になってしまった。これは宗教者にとって重大な問題ではないか」と問い掛ける。そして、人間の暗い面を見ようとしない近代主義の欠陥を指摘し、「憂いや無力感を否定せず、大事にする文化は世界にあった」として、韓国の恨(ハン)を取り上げた。
 五木氏の在日の友人は幼いころ、母に次のように言われたという。「大人になるとなぜか無気力になり、そこから抜け出せないことがある。それは、すべての人が持っている恨が訪れてきた瞬間だから、受け入れ、過ぎ去るのを待つしかない。背中を丸め、大きなため息を何度もつくと、ふと恨が軽くなったと思うことがある。そうしたら、また歩きだせばいい」と。憂いと向き合うことで、人は生きる覚悟ができる。
 中国語の悒(ゆう)、ロシア語のトスカも同じで、日本では暗愁(あんしゅう)という言葉が平安時代から明治まで大事にされていた。親鸞も悲しい時には「悲泣せよ」と言っている。ため息をつき、泣くことで本来の心が回復する。
 ところが、戦後の文化は元気さや明るさばかりが大事にされ、悲しむことが遠ざけられた。「それが命を軽くしてしまったのではないか」と五木氏は指摘。慈悲の「慈」は明るいが「悲」は暗い。しかし、「人間には慈とともに悲の力が大事だ。それを教えるのが宗教者の大きな役割だろう」と結んだ。
・・・

 

 

 

悠仁親王殿下のご誕生をお祝いする集い
磐石な皇室を願って


「悠仁親王殿下のご誕生をお祝いする集い」であいさつする中川秀直自民党幹事長(中央)=9月30日、東京・千代田区の日比谷公会堂

 

 「悠仁親王殿下のご誕生をお祝いする集い」が、皇室の伝統を守る国会議員の会準備委員会と皇室の伝統を守る国民の会の主催で九月三十日、東京・千代田区の日比谷公会堂において、都民ら二千人以上が参加して開催された。下村博文内閣官房副長官が安倍晋三内閣総理大臣の代理であいさつし、中川秀直自民党幹事長は「国民に賛同が得られる皇室典範に改正したい」とあいさつした。集いの最後に「皇室のご存在を磐石ならしめるため皇室制度の諸問題に取り組んでいく」との「声明」が読み上げられた。参席した衆参国会議員は三十三人。
 国歌斉唱に続く主催者代表あいさつで、元最高裁長官の三好達・皇室の伝統を守る国民の会会長は「男系男子による安定的な皇位継承にするには方策が必要」としたうえで「男系男子は文字のない時代から連綿と続き現在に至っている。その意味で成文憲法である現憲法を超えていくことが必要。憲法では皇位は世襲とされているから、血統がつながっていれば男女を問わず長子優先の女系天皇を導入しても差し支えない、という誤った考えになる。男系男子は男女共同参画とは無関係だ」と男系男子による継承の重要性を訴えた。
 下村官房副長官は、安倍首相の代理として「小泉内閣のときの『皇室典範を考える有識者会議』の結論には拘束されることはない。しかし改正は必要。別な視点の有識者会議を立ち上げねばならない」とし、十月「皇室の伝統を守る国会議員の会」が設立されることを明らかにした。
 中川幹事長は皇室の存在を「わが国にとってかけがえのない存在。何百、何千年と永遠に絶やしてはならない」と述べ「安定的な皇位継承について慎重、かつ冷静に議論し深めていきながら国民に賛同される改正にしたい」と皇室典範改正に前向きな姿勢を示した。
 渡部昇一上智大学名誉教授の「男系とは種、女系は畑」と万世一系を分かりやすく話した「提言」に続き、ジャーナリストの櫻井よしこさんからも「提言」があった。櫻井さんは、英国の女性探検家イザベラ・バード(一八三一〜一九○四)が日本を「貧しくも優しく清潔で礼節ある国。これが長い間実践されてきた」と評したことに触れ「皇室の存在が軸にあることに気がついた」と紹介。「危機に直面したとき求心力となるのが天皇家。わが国は二つの貴重な体験をした。一つは明治維新で、列強の植民地になってもおかしくないとき、幕府は退き新しい政府を天皇中心につくった。二つ目は敗戦で、国家が分断されるかもしれないときに、御前会議で天皇が聖断を下され敗戦を受け入れた。
・・・

 

<2面>

  • 教皇発言にイスラム圏の反発続く
    パキスタン下院は批判決議

  • イスラムのラマダン始まる
    自己抑制力を付ける好機

<3面>

  • 第26回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要
    ミャンマー大使がメッセージ
    西本願

  • 新連載
    日本を覚醒させた預言者たち/勝海舟
    作家・高坂満津留

 

<4面>

  • フェルナンデス前印国防相が来日
    日印友好の歓迎晩餐会
    インド文化協会

 

<5面>

 

  • 全国敬神婦人大会岡山大会
    「教育」を最重要課題に

  • 奈良一の宮シンポジウム
    「共生」と神道の役割めぐり

<6面>

 

  • 人・曹洞宗普陀山巌吼寺住職 溝上幸雄師
    広い視野で宗教の大連合を
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成18年10月20日号
 次のテキスト: 平成18年9月20日号
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.