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社説
  平成18年9月5日号
 

延暦寺で世界平和祈りの集い
憎しみの鎖断ち切れ
諸宗教・宗派代表が祈り捧ぐ

 

祈願文を読み上げる渡邊惠進座主

 

 宗派を超えてさまざまな宗教者が平和を祈念する「世界平和祈りの集い」(天台宗国際平和宗教協力協会主催)が八月四日、天台宗総本山・延暦寺(滋賀県大津市)の境内で開かれた。仏教、神道、キリスト教など主要各宗派の代表らが参加。祈りと行動による世界平和に向けた努力を続けることを再確認した。「祈りの集い」は昭和六十二年に開かれた比叡山宗教サミットの精神を継承する目的で、毎年この時期に開かれており、今年は同サミット十九周年になる。

 会場となった「一隅を照らす会館前広場」は約八百人の参加者で埋まり、式典は午後の強い日差しと暑さのもとで進行。まず、根本中堂の「不滅の法灯」から移した火をステージ上でともし、幼稚園児や青少年のグループが献花した。
 次に、一山の僧侶らの出仕による法要が行われ、般若心経を朗々と読経。雰囲気が盛り上がったところで渡邊惠進・天台座主がステージ中央に臨み、世界に呼び掛けるようにして平和祈願文を奏上した。
 その中で渡邊座主は、仏教にある「怨みをもって怨みに報ぜば怨みやまず、徳をもって怨みに報ぜば怨みすなわち尽く」との言葉を紹介し、「憎しみの鎖を断ち切り、争いの当事者が相互に理解し合い、平和共存を実現するためにはこの教え、考え方に基づく以外にない」と強調した。
 同座主は中東情勢にも触れ、「平和実現の道のりは決してやさしいものではないが、たゆまず努め、励まし合い、一人でも多くの人々の心に平和で安楽な気持ちを持っていただくことが最も肝要だ」などと力説し、祈願文を結んだ。
 続いて、各宗派の代表が壇上に並び、鐘が鳴らされる中で全員起立した参加者らとともに黙祷をささげた。
・・・

 

 

 

 

全国戦没者追悼式
天皇陛下がおことば
日本武道館


天皇皇后両陛下のご臨席の下、戦没者遺族を代表して追悼の辞を述べる永森トモヱさん=8月15日、東京・千代田区の日本武道館

 

 政府主催全国戦没者追悼式が八月十五日、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ東京・千代田区の日本武道館において行われ遺族ら七千三百人が参列した。正午、全国一斉の黙祷の後、天皇陛下がおことばを述べられた(別掲)。この追悼式は先の大戦における全戦没者に対し国を挙げて追悼の誠をささげるため、昭和五十七年四月十三日の閣議決定に基づくもの。厚生労働省は各都道府県知事に正午の黙祷、戦没者墓地の清掃、供花などが行われるよう依頼している。
 二万五千本の白黄色の菊生花をバックに「全国戦没者之霊」と揮毫された高さ四・五五メートルの標柱が中央に立つ。その左右に天皇皇后両陛下から下賜された生花が式壇を整える。
 両陛下が入場されると起立してお迎えし、そのまま国歌を斉唱、開式となる。式辞で小泉純一郎内閣総理大臣は「我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します」と謝罪の意を明らかにした。さらに「私たちは過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく次の世代に継承する責任があります」と述べた。
 河野洋平衆院議長は追悼の辞で故吉田満氏著『戦艦大和の最期』から「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道。日本は進歩ということを軽んじてきた」と若い将校との対話を紹介、敗れてこそ日本新生の道があったと述べた。そして「新生日本の目覚めを信じ、犠牲を受け入れた有為な人材たちに思いを馳せるとき、戦争を主導した当時の指導者たちの責任をあいまいにしてはならない」と戦争責任に言及した。
 扇千景参院議長、町田顕最高裁判所長官に続き、戦没者遺族を代表し永森トモヱさん(87)が追悼の辞を述べた。永森さんの夫・秀樹氏は昭和十九年九月、中国湖南省の野戦予備病院で戦病死している。
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<2面>

  • エイズ克服に他宗教から学べ
    第16回国際エイズ会議で指摘
    トロント

  • 過激主義の原因探る英国
    政府とイスラム指導者が議論

<3面>

  • 南インドにミルクファームを建設
    吉田日光師(真清浄寺)が支援活動

 

<4面>

  • 全日本仏教会「教化セミナー」
    「いま、子どもたちがあぶない」

  • 世界宗教者平和会議に参加して
    金光教春日丘教会長 三宅善信
    宗教対話から取り残される日本の宗教界

<5面>

 

  • 第41回教誨師中央研修会
    新法下の宗教教誨の役割学ぶ

  • 第20回戦没者追悼中央国民集会
    次期首相も参拝継続を
    靖国神社

<6面>

 

  • 人・真宗大谷派専念寺住職 福島憲成師
    仏の慈悲で地域の繋がりを

  • 涼やかに川崎大師風鈴市
    境内埋め踊り練り込み
クョスコニョ    [1] 
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