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   平成18年2月20日号[天地]
   木下順二の戯曲『夕鶴』のモデルになったのは、佐渡市相川町北片辺に古くから伝わる民話「鶴の恩返し」。同じような民話は東北各地にあり、少しずつ内容が異なっているという。つうが織った織物を売るたびに与ひょうが金に執着するようになっていく様子は、ライブドア事件に揺れる今も変わらないようで、胸が痛い。冬の佐渡を訪れ、吹雪が舞う夜、語り部さんの話を聞いた▼二日目は「猫の恩返し」で「佐渡おけさ」の誕生にまつわる話。ある港町に一軒のそば屋があった。老夫婦には子供がおらず、一匹の子猫をわが子のようにかわいがっていた。やがて、そば屋は借金取りに追われるようになり、夜逃げすることにした夫婦は、その前日、泣く泣く子猫を捨てた。ところが、その夜遅く、きれいな娘が訪ねて来て、泊り込みで働かせてほしいという。名前はおけさ▼娘はよく働き、おまけに歌もうまい。娘が店のために作った歌が、「佐渡へ佐渡へと草木もなびく」の「佐渡おけさ」。「ありゃありゃありゃさ」のはやしもつけた。たちまち評判を呼んで店は繁盛するようになる。半年で借金も返すことができ、三人で楽しく暮らしていた▼一年ほどたったある朝、いつも朝早くから働いているおけさの姿が見えない。疲れて寝ているのだろうかと思っておけさの部屋に入り、布団をめくってみると、そこに捨てたはずの子猫が死んでいた▼もちろん、「佐渡おけさ」には別の誕生物語があり、熊本の「牛深ハイヤ節」が北上し、新潟あたりの甚句系の古い「おけさ」の歌詞にのせて歌われ広まったとされる。相川の名人による正調佐渡おけさの歌と踊りは、浴衣の縦の線が美しい男の踊りだった。
クョスコニョ    [1] 
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