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  平成18年12月5日号[天地]
   長野県駒ヶ根市にある光前寺は、八六〇年創建という古さから天台宗別格本山。開祖は本聖上人で、比叡山で修行の後、木曽駒ヶ岳から流れ出す太田切黒川の瀑の中より不動明王の像を授かり、寺を開いたという。以来、武田・羽柴家の保護を受け、徳川家からは六十石の寺領と十万石の大名格を与えられた▼この寺に不思議な伝説がある。昔、寺に早太郎という強い山犬が飼われていた。その頃、遠州見付村(今の静岡県磐田市)では、神が田畑を荒らさないよう、毎年祭りの日に白羽の矢が立った家の娘を、いけにえにささげる習わしがあった。ある年、旅の僧が神の正体を見届けようと様子をうかがっていると怪物が現れ、「信州の早太郎おるまいな、早太郎には知られるな」と言いながら娘をさらっていった。僧は信州へ向かい、光前寺の早太郎を見つけ、借りて村に引き返す。次の祭りの日、娘の身代りとなった早太郎は怪物と闘い、傷つきながらも退治した。見ると巨大な老ヒヒ。その後、早太郎は光前寺に帰り着くと、一声高くほえ、息を引きとった▼旅の僧は、供養にと「大般若経」を写経し、寺に奉納した。この経本は寺宝として大切に残され、境内には早太郎の銅像と墓がある。今年は零犬早太郎伝説が生まれて七百年に当たり、写本が特別御開帳されていた▼そんなゆかりから、駒ヶ根市は磐田市と友好都市の関係にあり、Jリーグ・ジュビロ磐田のサポーターも多い。市内には早太郎温泉があり、早太郎まんじゅうが売られている。雪を頂いた中央アルプスのすそに紅葉が広がる、美しい町の、きれいな伝説だ。
クョスコニョ    [1] 
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