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社説
  平成19年3月20日号
 

日蓮宗第95定期宗会
祖山登詣100万人を目標
立正安国・お題目結縁運動実働スタート

 

会期3日目にようやく登壇し施政方針あいさつする小松浄慎宗務総長。

後方は田中文教議長=3月8日、東京・大田区の日蓮宗宗務院

 

 

 議長席をめぐる与野党間の攻防で会期前半二日間が空転した日蓮宗(酒井日慈貫首、小松浄慎宗務総長)第九十五定期宗会(田中文教議長。定数四十五人、出席四十五人)は三日目の三月八日午前十時に本会議を再開、小松宗務総長が施政方針を発表した。そのなかで本年四月一日より立正安国・お題目結縁運動が実働スタートするところから、小松宗務総長は、当面の目標として祖山(身延山久遠寺=山梨県身延町)総登詣数を百万人に設定した。昭和三十一年から本年までの四十八年間で登詣者は六十五万二千余人(祖山輪番本部報告)。当運動は十六年間、平成三十五年まで続く。これまでの三分の一という短い期間で一・五倍以上の檀信徒が祖山を敬慕し詣でることになる。平成十九年度経常部会計予算は二十一億二千八百六十八万円。前年比7・61%、一億六千二百二万円増で可決決定した。(関連記事4面)

 小松宗務総長施政方針「@立正安国・お題目結縁運動は時限的宗門運動で基本精神としては社会活動としての但行礼拝(菩薩行)、宗内活動としての宗門再生活動である。その具体的活動が祖山総登詣だ。『まずは祖山に詣で祖師の御前で信仰を誓う』を第一義とするもの。この実践行こそ価値観の相違、言語の谷間を埋めやがて世界平和をもたらす。当面の目標は百万人。A人口過密地域への寺院新開設、過疎化地域での寺院活性化については関係委員で取り組んでいく。B海外布教における伝道はアジア開教拠点への開教師増員を予定している。C加行所は究極の行場と位置づける。本年は七人が途中退堂(内、一人死亡)した。修行僧の健康管理は行堂清規を十分念頭に入れて専門員を増やすなど意見を幅広く聞いて対策を講ずる。D宗門と国政とのパイプ役だった『一乗会』を『法華一乗会』として再発足する」(要約)
 遠藤文祥明和会会長代表質問「今宗門運動は宗憲に位置づけられている。これは宗門百年の体制づくりと受け止める」。小松宗務総長答弁「本運動は永遠のテーマ。前回の総弘通運動に準じながらも反省を踏まえて立ち上げた。また宗祖の願望実現のためでもある。菩薩行を実践ししっかり根を下ろしていきたい。資金計画は長期的展望に立ち、無理のない財源確保をしていきたい」。遠藤氏「過疎化寺院活性化検討委員会が設置されて一年が経つが」。答弁「寺院を類型化し類型化ごとに個別に活性化を講ずる必要がある。次年度は過疎地域に限らず全国寺院を類型化する作業に着手する」。
 川名義顕同心会会長代表質問「教師義納金が値上げされたが」。
・・・

 

 

上賀茂・下鴨神社の遷宮
平成27年に向け事業を開始


式年遷宮の開始を告げる高札(下鴨神社で)

 

 京都を代表する古社で世界遺産でもある上賀茂神社(賀茂別雷神社、同市北区)と下鴨神社(賀茂御祖神社、同市左京区)がともに、八年後の平成二十七年に「式年遷宮」を営む。二十一年ごとに社殿を修復してご神体を移し、神宝も新調する最も重要な祭事に向け、早くも事業がスタートした。
 まず、天喜四年(一〇五六)の第一回から数えて三十四回目の式年遷宮となる下鴨神社では三月六日、「正遷宮 式年遷宮」と書かれた高さ四メートルの高札が境内の南口鳥居前に掲げられ、参拝者に一連の事業の始まりを告げている。
 今回は、東西の本殿(国宝)と五十三の重要文化財を含む計八十三棟の社殿などを順次、修復。また、平安―鎌倉時代に葵祭で天皇の皇女・斎王が祭祀中に滞在した社殿「賀茂斎院御所」を約五百三十年ぶりに復元する計画だ。
 同神社の説明によると、平安時代の境内図を手がかりに、入り母屋造りの寝殿と中門廊を復元し、当時の貯蔵庫・氷室や庭園も忠実に再現。古文書や神宝などの文化財を展示するスペースも設けるという。
 そのほか、瀬見の小川の流路も復元するなどして、平安時代における糺(ただす)の森の再現を図る。世界遺産にふさわしく、境内を往時の姿に戻したいというのが同神社の意向。総事業費は約四十億六千万円で、「糺の森財団」を中心に企業や個人から浄財を募る。
 一方、上賀茂神社では、一連の神事を支える奉賛会が同月八日に発足した。会長は茶道裏千家の前家元・千玄室氏。
 同神社にとって四十二回目となる式年遷宮では、国宝の本殿と権殿など約五十の建物の屋根を葺き替え、昨年に重文指定を受けた一万三千点を超す古文書の修理を行う計画で、檜皮(ひわだ)を自前で調達できるようヒノキ林を境内で育成する山林整備も検討している。総費用は二十三億円。
 奉賛会は既存の神社崇敬会とは違い、式年遷宮に限って支援する。発会式には百二十人が出席し、「式年遷宮が無事に執り行われるよう全力を挙げる」との千会長の挨拶の後、事業計画を承認するなどした。・・・

 

<2面>

  • イエスの墓の所在に新説
    番組宣伝のためとの批判も
    ニューヨーク

  • 長引くコプト教の内紛
    「世俗化との戦い」と総主教
    エジプト

<3面>

  • 真言宗豊山派宗会通常会
    人材育成が最優先課題

  • 連載・古典に親しむ6
    市谷亀岡八幡宮宮司 梶謙治
    『平家物語』1―神道的な感性・思想含む

 

<4面>

  • 平和祈願比叡の大護摩
    半田孝淳師が初大導師

  • 日蓮宗・法華一乗会が発足
    代表世話人に堀内光雄氏

 

<5面>

 

  • モンゴル大統領が總持寺訪問
    仏教交流に強い関心示す

  • 神道国際学会神道セミナー
    祭りと遊び、神事芸能

 

<6面>

 

  • 人・日本山妙法寺 松本行楽師
    捨て身で平和運動に邁進
クョスコニョ    [1] 
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