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社説
  平成19年5月20日号
 

新しい憲法をつくる国民大会
新憲法熟成へ国民運動を
中曽根元総理が講演

 

第38回新しい憲法をつくる国民大会で講演する中曽根元総理

=5月3日、東京・千代田区の都市センターホテル

 

 

 憲法施行から六十年目に当たる憲法記念日の三日、東京では岸信介元首相の提唱で改憲運動をリードしてきた「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)と「新しい憲法をつくる国民会議」(会長・愛知和男元防衛庁長官)が共催で国民大会を開き、中曽根元首相が講演。折しも憲法改正の手続きを定めた国民投票法案が衆院で可決され、参院で審議が進んでいる中、中曽根氏は「憲法改正をめぐり政界再編もあり得る。これからは国民運動を展開し、新憲法を熟成させていくことが重要だ」と語った。

 今年で三十八回目となる「新しい憲法をつくる国民大会」は東京・千代田区の都市センターホテルで開かれ、約千人が参加。愛知会長は開会あいさつで、国民投票法案の成立が間近との見通しから、「国民に新憲法の意義を訴えるため全国で大会を行っていきたい」と憲法改正の国民啓蒙(けいもう)に積極的に取り組む姿勢を表明した。
 外遊中の安倍晋三首相(自民党総裁)もメッセージを寄せ、「新しい憲法をつくることこそ新しい時代を切り開く精神につながるものと考える。自民党総裁として約束した以上、改憲を政治スケジュールに必ず乗せていく決意だ。本大会を通じて改憲の国民運動が盛り上がるよう期待する」と改憲への強い意欲を示した。
 次いで、基調講演に立った中曽根元首相は、「安倍首相は自民党を本流に戻した。これを支援し、国民と手をつないで憲法改正に前進していこう」と述べ、新憲法草案では特に前文について「日本の歴史、国柄全体を表すものにすべき」と指摘した上で「安倍首相は美しい国をつくると言っているが、美しい国の憲法は美しい前文を持たないといけない。自民党の試案の前文は歴史や文化、伝統を割愛し、法規集のようで、これでは美しい国の前文とはいえない」と持論を展開した。
 さらに「国民投票法が成立すれば憲法論議は国会から国民の手に移る。拙速な草案づくりであってはならず、熟成させることが必要だ」として新憲法草案作成に向け国民的論議を促した。また「国会議員の三分の二が賛成しないと憲法は改正できないので、自民党と民主党が連携しないと実現しない。選挙の勝ち負けは政党の問題だが、憲法改正は国会議員が国民に対して果たすべき責任の問題で、はるかに重要だ。国会議員は大局的に日本の運命を考え、国民にできるだけ早くいい素案を渡す必要がある。その過程で、大連立や政界再編が必要かもしれない」と憲法改正をめぐって政界再編が起こる可能性も指摘した。
 また、中山太郎衆院憲法調査特別委員長は、衆院での国民投票法案可決の経過を報告した上で、「臓器移植法を成立させた経験から、難しい法案ほど党派を超えた議員立法で進めるべきだと考え、衆参両院に憲法調査委の設置を議員立法で実現させた。護憲派の野党も参加した調査委で五年間にわたり議論を重ね、各国の憲法事情を調査して回り、社会の変化や時代に対応して憲法を変えるのが世界の潮流であることを確認し、野党とも同じ土俵で議論することが可能になった。最終的に憲法改正を必要とする意見が多いとの報告を国会の本会議ですることができた」と述べ、改憲の流れができたと強調した。
・・・

 

 

全国曹洞宗青年会定期総会
第17期会長に芳村元悟師


所信表明する芳村元悟第17期全国曹洞宗青年会長

=5月10日、東京・港区の曹洞宗檀信徒会館

 

 平成十九年度全国曹洞宗青年会定期総会(大坂恵司議長)が五月十日、曹洞宗宗務庁檀信徒会館(東京・港区)で、五十一団体から代表百五十人ほどが集まり開催された。本会議で第十七期会長に芳村元悟師(北海道滝川市・興禅寺副住職)が満場一致で選出された。「SMILE つながれ 笑顔」をスローガンに掲げ会員三千人の先頭を切って諸活動・事業を展開する。任期は二年。総会に先立ち八日、九日には執行部会・理事会が、定期評議員会が九日に開催された。
 本尊上供・宗歌斉唱に引き続き宮寺守正前会長が退任のあいさつ。宮寺前会長は「つながれ青年僧の熱い思い」を掲げて活動した二年間を「曹青会活動は殺伐とした時代にあって社会の求めに応えるべく試行錯誤してきた。寺院の抱える諸問題を前に青年僧は生の声を耳にする機会が多い。青年僧は地域に生きる寺院の在り方を求め多岐にわたる活動を行っている。全曹青は各曹青と情報交換しながら、執行部、各委員会活動を続けてきた。総務委員会は知的財産の管理を、広報委員会は各曹青の活動の紹介・報告を、青少年教化委員会は資料作成を、IT委員会はパソコンや携帯電話を利用した幅広い情報提供をしてきた。全曹青が今後も飛躍を求め各曹青と共に活動を深めていくことを願う」と総括した。
 乙川暎元宗務庁教化部長の「新執行部を選任して社会のニーズに応えてほしい」との激励の言葉に続き、葦原正憲同総務部長から宮寺前会長に補助金が手渡された。
 大坂議長指名後、議事日程に入る。第一号議案=十八年度の決算報告・監査報告、第二号議案=第十七期執行部の承認を求める件が上程され、二議案とも全員挙手をもって承認された。新会長に選出された芳村師は「『SMILE つながれ 笑顔』をスローガンに掲げ、会員相互のつながりに重点を置いて事業を展開していく。笑顔はボランティア活動であり、檀信徒の教化活動であり、社会に奉仕する様々な活動の鍵である。組織構造については改善が必要と考える。各委員会活動においてはコミュニケーションを密に事業を計画し、各曹青をはじめ地域に根ざした活動ができるよう材料を提供していく」と所信を表明した。・・・

 

<2面>

  • 中東3宗教の調和会議
    イスラム教から不満が噴出
    ドーハ

  • 教皇がブラジル訪問
    家族強化の確立を強調

<3面>

  • 昭和天皇のご聖徳を伝えつぐ集い
    扇千景参院議長が祝辞

  • 鶴見神社で「鶴見の田祭り」
    賑やかに再興20周年

 

<4面>

  • 本紙講演会[下]鈴木啓之 シロアム・キリスト教会牧師
    やくざから牧師に転身
    妻の祈りが私を変えた
    出会いは自分でつかめ

 

<5面>

 

  • 生長の家青年会全国大会
    ES細胞は世代間倫理に逆行
    宗教的生命観を導入すべき

  • 明治記念綜合短歌大会
    和歌は言と葉の真の道

 

<6面>

 

  • 人・顕本法華宗富中山法泉寺住職 山形顕應師
    毎月の講で慈悲を学び合う

  • 美術・「祈り―中村晋也」/京セラ美術館
    内なる精神を刻む
クョスコニョ    [1] 
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