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社説
  平成19年6月5日号
 

神宮式年遷宮の啓発を
神社本庁定例評議員会
神宮大麻頒布、12年ぶり増加

 

神社本庁大講堂で開かれた神社本庁平成19年定例評議員会
=5月23日、東京・渋谷

 

 

 神社本庁(矢田部正巳総長、東京・渋谷区)平成十九年定例評議員会が五月二十三日から二十五日までの三日間、評議員百五十三人(定数百六十八人、現在数百六十七人)が出席し、本庁大講堂で開催された。岩下忠佳議長が選出され、平成十八年度の業務報告が承認されたのに続き、総額五十億七千八百十万円の十九年度一般会計歳入歳出予算案など提出された議案はすべて原案通り可決・承認された。

 久邇邦昭統理、北白川道久神宮大宮司、宮崎義敬神道政治連盟会長のあいさつに続いて開議となり、議長に岩下忠佳熊本県神社庁長が、副議長に高井淨御群馬県神社庁長と山根正雄鳥取県加美美都神社役員が選出された。議案審査特別委員の選任に続いて、矢田部総長が次のようにあいさつした。
 「昭和六十二年度から一千万家庭神宮大麻奉斎運動を続けてきたが、昨年度は大麻頒布が増体に転じた。今後も安定した向上策を講じたい。
 平成二十五年斎行予定の第六十二回神宮式年遷宮に向け祭事が行われており、財団法人伊勢神宮式年遷宮奉賛会の設立に続き、各都道府県本部も順調に設立され、二月二十三日には財務省より指定寄付金の許可を受け、募財活動の基盤が整った。イメージソングの製作などの広報活動も進み、昨年の神宮参拝者は六百万人の大台を超えた。
 国民運動として進めている教育正常化では、教育基本法が改正され、『愛国心』が明記された。『宗教的情操の涵養』は盛り込まれなかったが、学校教育において適切に教えることが国会答弁で確認された。今後は、改正法の趣旨に沿って学校、家庭、地域で正常化に取り組んでいきたい。憲法については、国民投票法が成立したのを受け、歴史と伝統に基づく自主憲法の制定に向け世論を喚起したい。
 国際活動では、世界平和を目的とする各種世界集会に代表を派遣し、冊子やホームページを通して神道への理解と関心を高め、各国駐日大使館との交流も継続する」
 次いで、田中恆清副総長が、次のように平成十八年度の業務報告を行った。
 「平成七年度から続いていた神宮大麻頒布の減体傾向に十二年ぶりに歯止めがかかり、昨年度は八百九十九万八百九十一体と前年比千二百四体の増加となった。昭和六十二年度から一千万家庭神宮大麻奉斎運動を続けてきたが、平成十七年度から都市部の対策を主としたモデル支部制度を導入し、成果を上げている。
・・・

 

 

宗教教育の適切な実施を
社会には宗教教養を普及
全日本仏教会理事会


宗教教育などについて協議・報告した全日仏理事会=5月23日、京都市内のホテル

 

 財団法人・全日本仏教会(安原晃理事長、事務局・東京都)の今年度第一回理事会が五月二十三日、京都市内のホテルで開かれた。宗教教育の推進について協議するとともに、財団創立五十周年記念事業の現状などが報告された。同会は、わが国の伝統仏教界をまとめる唯一の連合体で、五十八宗派や三十六都道府県の仏教会など百三団体が加盟。WFB(世界仏教徒連盟)の日本センターとして、海外仏教会の窓口にもなっている。
 この日の理事会は、評議員会と参与会と同時並行の形式で行われ、まず安原理事長から議事の進行に協力を求めるあいさつがあったのに続き、議事に入った。
 同会の理事・監事・評議員・参与それぞれの変更人事が承認され、平成十八年度の事業報告や収支報告の議案が提示され、それぞれ理事会と評議員に諮られた上で承認された。
 次に、協議事項∧宗教教育の推進について意見を求める件∨に入り、宗教教育推進特別委員会で委員長を務める杉谷義純師(天台宗)が、三月に開いた同委員会での審議結果を報告した。
 その報告によると、昨年十二月に成立した教育基本法改正に向け、同会は公教育の場で適正な宗教教育が行われるように求め、そのための試案を作成、世論に訴えるとともに関係方面に働きかけてきた。
 特に、宗教的伝統や文化に関する基本的な知識及び意義の重視と、宗教的感性の涵養の尊重の二点を強く訴えてきた。しかし、改正教育基本法ではこれらが受け入れられず、第十五条において、新たに「宗教に関する一般的な教養の教育上の尊重」が加えられるに留まった。
 同師は「これは中央教育審議会の『宗教に関する知識、宗教の持つ意義を尊重することが重要であり、その旨を適切に規定することが適当』という答申よりも後退していて、まことに残念」とした上で、「施行された以上、新法に基づき、いかに宗教教育が適切に実施されるかが最も肝要だ」と、同法の行方を注視する意向を示した。
 また、「現代人あるいは現代社会の根底にある問題は、宗教に対する無知だと思われる。社会に対して、宗教に関する一般教養の重要性を具現化しなければいけない。新法施行に伴い、指導要領などの改定や家庭教育への具現化がどのように進んでいくのか情報を収集する必要もある。今回の要請活動では政界・官界とのつながりができたので、それを十分に発揮すべきだ」と強調。
 今後は文部科学省などに対して教育基本法改定に伴う宗教教育に関する指導要領など改定への提言や、家庭教育における提言を行い、社会に対しては「宗教に関する一般教養」の大切さを周知するとの方針を説明。そのため同委員会を発展的に解消し、新たな委員会を設置することになったと報告し、了承された。・・・

 

<2面>

  • 教皇、ブラジル訪問終える
    共産主義と資本主義に警戒感

  • 問題のファトワを撤回
    男女関係の乱れ促す恐れ
    エジプト

<3面>

  • 世界平和交響曲2007年
    90カ国、100万人の祈り結集
    白光真宏会

  • 初夏の訪れ告げる神田祭
    「大江山凱陣」が復活

 

<4面>

  • 清見寺の朝鮮通信使
    市民ら300人が再現行列
    正使と静岡市長が国書交換

 

<5面>

 

  • 梅花流創立55周年奉賛大会
    1万6千人が感動を共有
    曹洞宗

  • 日蓮宗全国宗務所長会議
    祖山総登詣は最重要施策

 

<6面>

 

  • 美術・サンクトペテルブルク国立ロシア美術館展
    近代ロシア絵画の神髄

  • 映画・雲南の少女 ルオマの初恋
    棚田に暮らす少数民族
クョスコニョ    [1] 
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