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社説
  平成19年11月20日号
 

第28回結集高野山大会
「報恩の祈り」掲げ研鑽
全真言宗青年連盟

 

全真言宗青年連盟第28回結集高野山大会開会式で祝辞を述べる松長有慶高野山真言宗管長

=11月8日、高野山大学

 

 

 全真言宗青年連盟の第二十八回結集高野山大会が十一月八、九の二日間、紅葉に彩られた和歌山県高野山の高野山大学および金剛峯寺などを会場に開かれた。第一回からのテーマ「現代に生きる真言青年の役割」を継承しつつ、「報恩の祈り」をサブテーマに掲げ、全国から集まった真言宗各派の青年僧約三百人が、弘法大師空海入定の聖地で講演に耳を傾け、法会を営むなど研鑽を積んだ。

 八日午後一時から、高野山大学黎明館で開会式。般若心経を唱和し、同大会委員長の上杉拓麻同連盟理事長が挨拶、「このたびの結集は真言宗伝統の山にこもる参籠と心得、お大師様の誓いを深く胸に刻みたい」と述べた。次いで、大会実行委員長の丹羽義寛高野山真言宗青年教師会会長は「高野山での大会は十三年ぶり。祈りを中心に初心に返って自分自身を再発見し、寺院活動の一光を見いだしていきたい」と挨拶した。
 祝辞に移り、平成十九年丁亥歳真言宗長者の大矢實圓大本山生駒山寶山寺貫主は「お大師様が衆生済度を志し満濃池の築堤をはじめ多くの社会事業を行われたように、真言宗には社会に働きかける思想が根底にある。慈善奉仕団体である青年連盟に期待する」と述べた。
 続いて、高野山真言宗管長の松長有慶総本山金剛峯寺座主は「自我が増長し、民族や宗教紛争の絶えない混迷の時代には、すべての命はつながっているというコスモロジー、異教も包み込む多元的価値の曼荼羅、社会福祉事業の三つを特徴とする真言宗が大きな役割を果たす。また、現代社会は欲望の管理が深刻な問題だが、真言宗の理趣経は生き様としての欲望の扱い方を説いており、二十一世紀はお大師様の時代だと確信する」と述べ、激励した。
 講演に移り、高野山真言宗教学部長の村上保壽元高野山大学副学長が「報恩の祈り」と題し、次のように語った。
 報恩の祈りとは弘法大師の恩を感じ誠を尽くすこと。衆生済度を約束された大師に感謝し、誠を尽くすのが祈りの内容だが、もう一つ、大師の祈りを衆生に向かって祈るという構造がある。大師の祈りを自分の祈りとして身に付け、人々の幸せを祈ることで、大師に感謝するだけでなく、人々が幸せになることを祈り、救済することを大師は期待している。大師と同じように祈り、実践するのが出家者としての教師の使命である。自分を犠牲にしても尽くす利他行が本当の報恩の祈りで、大師に向ける祈りと衆生に向ける祈りの二つを体現しないといけない。
 菩薩であるためには如来の加持が必要だと大師が言っているように、我々が人々のために祈るには大師の加持が必要だ。大師に加持されて教師として生き、人々の前に立つことができる。また、大師は仏とは仏の仕事をなす人だと言う。
・・・

 

 

靖国神社崇敬奉賛会シンポ
日本人の怩アころ揩守る


左から、打越和子さん、野口健さん、高橋史朗さんのトークセッション

=11月17日、東京・千代田区の九段会館

 

 靖国神社崇敬奉賛会主催の第九回公開シンポジウムが、「生きるということ」をメーンに、「日本人の怩アころ揩守る。」をサブテーマに掲げ、東京・千代田区の九段会館で開かれた。最初に同奉賛会の久松定成会長が主催者挨拶。続いて、第一部基調講演として、アルピニストの野口健さんが次のように語った。
 一九九七年に国際隊でエベレストに初登頂した時、ごみだらけなのに驚いた。日本のごみが多かったので、欧米人に「日本は経済的には恵まれているが文化は三流だ」「ヒマラヤを富士山のようにするのか」と言われ、悔しい思いをした。
 九九年からエベレストの清掃登山を始めたが、非常にきつく危険も大きい。この二年間でシェルパが四人亡くなった。私も体がぼろぼろになり、二カ月間入院した。
 もうやめようと思ってシェルパに告げると、彼らに最後までやろうと言われた。ネパールは最貧国で、村やカトマンズはごみの山。彼らは最初、ごみ拾いの意味が分からなかったが、命懸けでやっているうちに分かってきた。やがて、彼らは村にごみ捨て場を作り、ごみの分別をするようになった。だから、ネパールのシンボルのエベレストをきれいにしたいという。亡くなったシェルパの妻にも、夫が子供に誇らしげに語っていたので続けてほしいと言われた。
 富士山の山頂には自動販売機が並んでいるが、こんな風景は世界にない。浅間神社にお参りした人が、霊峰にごみを捨てるのも理解できない。ふもとの青木ケ原樹海には不法投棄された車や家具、硫酸ピッチにアスベストがいっぱいだった。
 そこで清掃登山を始めたが、最初の年は年間百人も集まらなかった。それが五年目に六百人を超え、一昨年が二千八百人、今年は六千人を突破した。全国から集まるので、富士山は日本人に愛されていると思う。
 自分のふるさとや国に対する思いは大事だ。私は日本が好きだ、愛国心は大事だと話していたら環境右翼活動家だといわれるようになった。
 遊就館で戦没学徒の遺書を読むと、死を覚悟した私がヒマラヤで書いた手紙を思い出す。私たちは先人の犠牲の上に生きている。富士山をきれいにすることで環境意識を広めるのが私の責任だと思う。
 次いで、第二部基調講演として、明星大学教授の高橋史朗さんが次のように語った。
 戦後の日本人は、自然へのかかわり方と子供へのかかわり方を失った。「親が子の犠牲になるのはやむを得ないと思うか」に、日本人は38・5%がそうだと答えるが、世界平均は73%だ。
 親学とは日本の伝統的子育ての再発見である。「しっかり抱いて下におろして歩かせろ」という言葉を、今の親の多くは知らない。子育ては文化で、日本は文化や家族の崩壊の危機に直面している。
 明治時代に学校が親に配っていた『家庭心得』には、「教育の道は家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実がなる」とある。今、家庭が衰退して芽が出ない状況にある。
 今の少子化対策は保育時間の延長など経済優先、個人優先で進められているが、それでは改善されない。価値観を見直し、幸福の物差しを取り戻すことが必要だ。
 全生徒に茶道を学ばせた中学校では、生徒が自分を見つめられ、友達に温かい気持ちを持てるようになった。自己制御能力と対人関係能力が高まっている。生きる力を育てるには、文化を受け継ぐ体験教育が効果的で、学級崩壊の児童に和太鼓をさせたところ、共感性がはぐくまれ情緒が安定し、学級崩壊が収まった。・・・

 

<2面>

  • 全世界キリスト者フォーラム
    教会指導者240人が参加
    ケニア

  • 教皇
    サウジ国王と歴史的会見
    「平和的共存」へ新たな取り組み

<3面>

  • 日本仏教教育学会学術大会
    二十余人が研究発表

  • 今宮神社第1回定期研修会
    修験道の基礎学ぶ

 

<4面>

  • 大本東京本部
    東光苑秋季大祭
    明年1月に新本部へ移転

  • 広虫姫の神像を奉納
    子育ての神と崇敬
    京都・護王神社

 

<5面>

 

  • 崇教真光48周年秋季大祭
    唯物主義人生を放擲せよ

  • 平成19年度日蓮宗加行所入行会
    150人が苦修錬行の精進誓う

 

<6面>

 

  • 人・本願寺派布教使 和藤友春(俊良)師
    宿縁の出会いの妙に感謝して
クョスコニョ    [1] 
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