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平成19年7月20日号[天地] |
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二〇一一年の地上デジタル放送完全移行に向け計画されてきた第二東京タワーが墨田区に建設される。予定地は、言問通り、押上通り、東武鉄道伊勢崎線、北十間川に囲まれた区域。さいたま市や足立区、豊島区、練馬区、台東区の中から今年三月、同地域が選ばれた▼そこで注目されているのが北十間川の活用だ。江東区亀戸付近で旧中川と分かれ、西へ伸びて墨田区向島付近で隅田川とつながる。江戸初期に運河として開削され、川幅が十間(約一八・二メートル)で本所(墨田区南部の商工業地区)の北を流れることからそう呼ばれた▼水の都の復活を目指す市民からは、新タワーとディズニーランドを結ぶ観光船や下町の河川の回遊船の構想が持ち上がっている。ところが、隅田川の水位が北十間川より三〜五メートルも高いため難しいという。イギリスには運河の水位差を水門で乗り越えながら渡って行く船旅もあるので、何とか工夫してほしい▼いずれにせよ、足元の北十間川や隅田川を背景に、六百メートルのタワーがそびえる風景は新しい東京名物となるだろう。東京タワーよりも高い三百五十メートルの展望ロビーや四百五十メートルの特別展望ロビーからは富士山のほぼ全景が見渡せる。それは江戸時代の人々が見ていた風景で、現代技術が昔の風景を取り戻すことになる。
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