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平成19年11月5日号[天地] |
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秋晴れの十月二十一日、香川県小豆島のオリーブ公園でオリーブ収穫を体験した。生食用に熟したオリーブの実を小さな袋いっぱいに摘み取ると、塩漬けのオリーブ一袋がもらえる。家族連れが多く、子供でも摘み取れるが、結構手間がかかる。海外の大規模農場では機械で摘むが、小豆島では一つひとつ丁寧に手で摘み取り、高品質のオリーブを出荷している。オリーブの実は柔らかく、傷が付くとそこから酸化し、食用でもオイル用でも品質が落ちてしまうからだ▼次に七種類ほどの塩漬けオリーブを味見。実の大きさや味わいが微妙に違う。で、生のオリーブはどんな味なのだろうとかじってみたら、とんでもない渋さ。広場では、オリーブオイルを使った化粧品やオリーブの木のクラフト、王冠作りなど、地元の人たちがテントの中でいろいろなオリーブの楽しみ方を紹介していた▼小豆島は来年オリーブ植栽百年を迎え、オリーブ百年祭を行う。一九〇八年に農商務省が三重、香川、鹿児島の三県で米国から輸入した苗木の試作を始め、小豆島だけが栽培に成功した。以後、岡山、広島などにも広がる、一九五九年の輸入自由化により安価な外国産のオリーブ製品が大量に輸入されるようになって国内の栽培は急速に減少し、現在では香川県と岡山県の一部で生産されているにすぎない。地元JAでは、百年祭を機に、小豆島での栽培面積の拡大を目指している。
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