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社説
  平成20年5月20日号
 

成田山新勝寺
開基1070年記念大開帳
新時代に向け山容整う
本尊の霊光広布に努める

 

 

大塔婆を開眼する庭儀=4月28日、千葉・成田山新勝寺

 

 真言宗智山派大本山成田山新勝寺(橋本照稔貫首、千葉・成田市)で「開基一○七○年記念大開帳」が四月二十八日から五月二十八日までの三十一日間、奉修される。初日の四月二十八日、開白大法会が中興第二十一世貫首、橋本大僧正を大導師に厳修された。

 平成十六年から始まった諸記念事業は昨年十一月に建立した総門で全て完遂し、新時代における社会教化・衆生済度の道場としてその山容を整えた。今後、新勝寺はこの期に掲げたスローガン「霊光一○七○年 広げよう 生きる力と喜びを」に基づき本尊の霊光広布に努めていく。
 大導師が成田高等学校、付属中学、付属小学校の生徒、講社支部奉賛会、職衆、総代、小泉一成成田市長らの来賓総勢二千四十七人のお練を率いて表参道から進発し総檜の総門をくぐり本堂前へ。大導師が大塔婆を開眼する庭儀に進む。次に本尊不動明王のエネルギー、情熱と美しさを表現したオーケストラ曲「アチャラナータの祭典」が同校生徒によって祈りを込めて演奏され大法会を盛り上げた。
 大導師、職衆が大本堂内陣に入堂し大護摩供が奉修された。大導師は表白文で「幸なる哉、今ここに当山開基千七十年の千載一遇の佳辰を迎え、御本尊明王の威光増輝、開基寛朝大僧正並びに歴代先師増法楽、併せて熱誠信徒の所願成就の為に三密瑜伽の儀則により、本日起首してより三十一日之間、真浄の信心を凝らして記念開帳奉修の大志願を発す」と奉読し、開基寛朝大僧正の前に完遂した記念事業全てを挙げ報恩感謝の誠を捧げた。
 記念式典に移り岡部快圓智山派宗務総長は「当山は年間千三百万信徒を集め我が国随一の祈願道場となっている」と新勝寺が我が国の代表寺院であることを証したうえで、諸事業完遂に至ったことに対して「この一大事業完遂までの労苦を察するとこの日を迎えられどれほどの安堵の思いでいるか」と関係者の労をねぎらった。
 井上裕奉賛会会長は「成田山不動信仰は、真言密教の深遠な教理に基づく生命の宗教である。私ども不動尊信徒は、お不動様の広大無辺なる大慈大悲の御霊験加護のもと、一層相和して寺門外護に邁進していく」と決意を述べ祝辞とした。小泉市長の祝辞に続き山
照義寺務長が謝辞して記念式典を閉じた。
・・・

 

「昭和の日」を祝う集い
シンポ「昭和への思い」


シンポジウム「昭和の思い―後世に伝える昭和の心」=4月29日、東京・千代田区の会場

 

 四月二十九日の昭和の日、東京・千代田区の会場で「平成二十年『昭和の日』をお祝いする集い」が同実行委員会(鈴木英夫会長)の主催で開かれ、約五百人が参加した。
 第一部は、昭和二十六年の昭和天皇の大和・伊勢路のご巡幸の様子がビデオ上映され、第二部の奉祝式典に移った。国歌斉唱、「昭和の日」宣言の朗読に続いて、鈴木会長が主催者を代表して挨拶、来賓の小田村四郎日本の建国を祝う会会長と昭和天皇皇后両陛下ご訪米特別機の乗務員で元日本航空チーフパーサーの勢正彦氏がそれぞれ挨拶、小田村氏は宮中祭祀の重要性について、勢氏は気さくな両陛下のお人柄やグランドキャニオンを特別に低空から見た思い出などを語った。続いて、中埜和童師範の尺八に合わせ、井上精岳師範が吟詠で御製を奉唱。聖寿万歳で式典を終えた。
 第三部はシンポジウム「昭和の思い―後世に伝える昭和の心」。最初に文藝評論家の桶谷秀昭氏と作家で起訴休職中外務事務官の佐藤優氏が講演、次いで遠藤浩一拓殖大学教授のコーディネートで意見交換した。
 『昭和精神史』『昭和精神史 戦後編』で知られる桶谷氏は、昭和精神とは何かについて次のように語った。
 「昭和天皇の大統継承の勅語は、時代の激しい変化を反映して意欲的で激しいものだった。背景にはソビエトの誕生や金融恐慌がある。明治以来の外来の思想を取捨選択する時代で、いずれも挫折した昭和七年の五・一五事件と十一年の二・二六事件はロシア製のマルクス主義によらない、日本の国体を求める農本主義の革命だった。明治国家は大正になって空洞化し、日本は世界戦略を失い、昭和が悪戦苦闘することになる。米国の西進政策に対して日本が大東亜共栄圏を唱えたのは間違いではない。日本人の哲学を探究した西田幾多郎は、それを日本文化の世界構想として論じた。彼は、日本を主体化してはいけない、むしろ触媒になるべきだと主張したが、陸軍には理解されなかった。日本社会の改革を考える上で再検討すべきは、日本人の生活に根ざしながら挫折した二つの革命だろう。占領期、昭和天皇は『はさみで煙が切れるか』と言われたという。はさみとは米国の合理主義で、煙とは日本の国体である。昭和天皇はその思いを胸に秘めて占領下を耐えられた。その精神を大切にしたい」・・・

 

<2面>

  • 四川大地震被災者の救援
    キリスト教団体も始動
    中国

  • 司教団が教皇と会見
    国際宣教神学院閉校へ

<3面>

  • 本紙講演会(上)
    町田宗鳳 広島大学環境平和学プロジェクト研究センター所長 
    愚者の知恵
    トルストイの民話に学び
    自己を掘り下げる経験を
    永遠の〈いのち〉に至る
    教義を超えた悟りの世界

 

<4面>

  • 滞日55年を振り返って――カルメロ・ストゥッキ神父
    自ら志願して遠い日本に
    各地で信仰や黙想を指導
    祈る気持ちが強い日本人

<5面>

  • 新しい憲法をつくる国民大会
    政党条項で政党不信払拭を
  • 大黒天像の修復なる
    京都伝統工芸大学校が作業
    清水寺

<6面>

  • ヴィヴェーカナンダの夕べ
    6月8日、東京で生誕祝賀会
クョスコニョ    [1] 
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