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社説
  平成20年9月20日号
 

「死生学の展開と組織化」講演会
グリーフからの復元を支援
喪失の体験と意味の再構成

 

 

熱のこもった講演をするロバート・ニーメヤー教授=9月3日、東京・文京区の東京大学

 

 死についての教育とグリーフ・カウンセリングの第一人者である米国メンフィス大学のロバート・ニーメヤー教授が九月三日、「喪失の体験と意味の再構成」と題して東京・文京区の東京大学で講演した。主催は東京大学グローバルCOE「死生学の展開と組織化」でグリーフ・カウンセリング・センターとの共催。カウンセラーをはじめ一般市民や学生など約百五十人が参加した。

 最初に、同COE拠点リーダーの島薗進東京大教授が、「死生学の最も重要なテーマは死を間近にした人たちや死別の悲しみを持つ人たちへのケアで、ニーメヤー教授は後者の第一人者である。東大における死生学の研究は文学部が中心だが、医療や介護の現場の人たちとの交流の中で深めていきたいと考えている」と挨拶した。
 私たちは愛する家族や友人、恋人、仕事仲間を失ったとき、大きな喪失感に襲われ、精神的にも肉体的にも激しく動揺する。そうした反応を総合して「グリーフ」という。問題は、そうした喪失体験を持つ人の約40%が人生に対して悲観的になってしまうこと。それは、生活や仕事、人間関係になどに現れ、その後の人生にマイナスの影響を及ぼしてしまう。グリーフ・ケアやグリーフ・カウンセリングは、そういう人たちが悲しみから立ち直り、人生に新しい意味を見いだしていくのをサポートするもので、欧米で発達し、日本にも取り入れられている。
 「意味の再構成」理論などで知られ、『〈大切なもの〉を失ったあなたに――喪失をのりこえるガイド』(春秋社)『喪失と悲嘆の心理学――構成主義から見た意味の探求』(金剛出版)などの著書があるニーメヤー教授は、「レジリアンス[復元力]に
・・・

 

関東大震災記念法要
婦人会がすいとんのお斎
東京・慈光院


震災記念・本堂建立80周年記念法要が営まれた慈光院=9月1日、東京・墨田区

 

 防災の日の九月一日、東京・墨田区の浄土真宗本願寺派慈光院で、震災記念・本堂建立八十周年記念法要が営まれ、幼稚園児の母親や門徒らが本堂を埋めた。
 慈光院の建っている場所は、大正十二年(一九二三)九月一日の関東大震災で三万八千人余の焼死者を出した陸軍本所被服廠跡。震災後、築地本願寺や京都の西本願寺が救援活動を行い、救護所(現在のあそか病院)や託児所(現在の江東学園幼稚園)を建て、焼死した人々の追悼の場として、また残された者の心のよりどころとして説教所を設置した。その説教所に本堂が新築されたのが慈光院で、昭和三年九月一日にご本尊の入仏法要が行われている。
 法要の後、挨拶に立った豊原大成(だいじゅ)築地本願寺輪番は、「築地本願寺には小学校に入る前の昭和十一年に祖父に連れられてお参りしたが、その七十数年後に輪番になった。世の中は深いご因縁で結ばれていることを感じる」と振り返りながら、「平成七年一月十七日の阪神・淡路大震災の時、私は京都の本山にいたが、兵庫県西宮市の自坊、西福寺にいた父と坊守(ぼうもり=妻)、そして一人娘が亡くなった」と震災で身内を失った体験に触れ、「念仏すると心が優しくなる。それは、お母さんたちにとって何より大切なこと。近頃は生きることが難しくなっているが、御仏に守られて生きていきたい」と結んだ。
 記念法話の講師は本願寺ウェブTV「お坊さんがゆく!」で活躍している兵庫県教尼崎市・浄元寺住職の宏林晃信師。幼稚園も経営していて、子供に話をするのが大好きだという。
 三年前の九月一日、慈光院でお斎(とき)の取材を・・・

 

<2面>

  • 韓国仏教界が李政権に抗議
    キリスト教偏重は宗教差別

  • グローバル・ピース大会
    首相はじめ若者1万人参加
    ナイロビ

<3面>

  • 映画「次郎長三国志」俳優笹野高史さんに聞く
    「心に闇を持たない」
    日本一の脇役目指す
    家族が気持の支えに
    苦手な役にも挑戦

 

<4面>

  • 講演会「科学と仏教の接点」
    通じ合う仏教と認知脳科学
    東京禅センター

  • 平等院で「JAL音舞台」
    時を超え出会う東西の芸術

<5面>

  • 第155回宗教法人審議会
    1万8千法人対象に事業調査
    文化庁

  • 四條隆彦氏が包丁儀式
    長久の鯉を奉納
    座間神社

<6面>

  • 美術・源氏物語の1000年
    読み継がれる王朝物語

  • 映画・次郎長三国志
    時代劇の面白さ満載
クョスコニョ    [1] 
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