創立60周年記念全国敬神婦人大会 青少年に心の教育を 家庭祭祀の振興は女性の役割
創立60周年記念全国敬神婦人大会 青少年に心の教育を家庭祭祀の振興は女性の役割
昭和二十三年に設立された全国敬神婦人連合会の創立六十周年を記念する第五十九回大会が九月二十五日、三重県伊勢市の三重県営サンアリーナで開催され、全国から集まった約三千人の敬神婦人が広い会場を埋めた。少年犯罪や家庭崩壊が広がる中、家庭祭祀や青少年の健全育成、明るい地域づくりに、女性ならではのきめ細やかな活動を努めることなどが確認された。式典、総会に続いて、女優・浅野温子さんの語り舞台「日本神話への誘い」の公演があり、別会場では地元三重の物産展も開かれ、婦人たちが土産物を買い求めていた。
一九九四年の世界祝祭博の主会場として使われた多目的ホール・三重県営サンアリーナ前には大型バスが並び、全国からの敬神婦人が続々と会場に詰め掛けた。 式典が始まり、三重県敬神婦人連合会岩田しまの会長が開会の辞。「美(うま)し国・三重にようこそ。本大会は東海五県の協力を得て、三重県敬神婦人が一丸となって準備を進めてきました」と婦人たちを歓迎した。 続いて、久邇正子同連合会会長が次のように式辞を述べた。 「第六十二回神宮式年遷宮も五年後に御正宮の遷御を控え、明年には宇治橋渡始式が行われます。その際には、全国から選ばれた親子三代そろった夫婦が先頭に続いて渡るとのこと。その姿はまさに親から子へと受け継がれる生命と伝統を体現しているように感じます。そのようにして伝えられてきたゆかしい日本の心や文化が、ともすれば忘れられ途絶えてしまいかねない昨今の現状にあって、全国敬神婦人連合会としても青少年の心の教育を常に心に懸けてきました。この機会に六十年の歩みを振り返りつつ、社頭、家庭の婦人の力を結集し、日本のよき国柄の護持のため、微力を尽くしていきたいと思います」 記念表彰に移り、過去五年間に全国大会を主管した愛知、沖縄、宮城、岡山、石川の各県五団体と、各県連、単位会から内申を受けた功績顕著な敬神婦人から選考され、役員会で決定された個人五百九人が表彰された。まず、五団体を代表して石川県の加藤律子会長が久邇会長より・・・
第28回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要 念仏もろとも世界平和祈願 西本願寺
全戦没者追悼法要で挨拶する不二川公勝総長=9月18日、千鳥ケ淵戦没者墓苑
浄土真宗本願寺派本山本願寺(通称・西本願寺、大谷光真門主、京都)主催、第二十八回千鳥ケ淵全戦没者追悼法要が九月十八日、東京・千代田区の国立・千鳥ケ淵戦没者墓苑で大谷光淳新門、宗会議員、教区会議長、衆参国会議員、来賓、遺族、全国の檀信徒二千五百人が参集して不二川公勝総長導師のもと追悼法要が厳修された。 法要に先立つ「つどい」開始の挨拶で豊原大成・築地本願寺輪番は千鳥ケ淵戦没者墓苑建立と同時に本法要が始まったと西本願寺の戦没者に対する姿勢を説明したうえで「私たちは心の平和、形の平和を願いながら現実はここ数十年の間に次々忌まわしい事件・戦争が起きている。仏様は私たちに何を願っているのか。そのみ心をしっかり肝に刻んで念仏もろとも世界人類に平和を祈願したい」と挨拶した。 宗門関係学校の生徒、代表檀信徒らの献花に続き、本多静芳本願寺派布教師が記念布教。次に宗門関係学校生徒の最優秀作文が本人の手で朗読された。中学の部では龍谷中学三年の緒方尚崇君が「自殺をやめた一言」を、高校生の部では岐阜聖徳学園大学付属高等学校三年の大橋可愛さんが「戦争を知っていますか」・・・
<2面>
- WCCで「約束の地」協議
イスラエル・パレスチナ紛争に展望
- イスラム教過激派研究者を脅迫
アルカイダが死刑宣告 エジプト
<3面>
- 本年度宗教法人実務研修会
「名義貸し」は禁物 文化庁・千葉県
- エルサレムで大柴燈護摩供
イスラエル建国60周年を記念し 阿含宗
<4面>
- 本年度宗教法人実務研修会
「名義貸し」は禁物 文化庁・千葉県
- エルサレムで大柴燈護摩供
イスラエル建国60周年を記念し 阿含宗
<5面>
- 平成20年度保護司等中央研修会
法務大臣表彰に1000人
- 妙宗大霊廟創建80周年記念法要
3万諸霊位に祈る日々 国柱会
<6面>
- 美術・ボストン美術館 浮世絵名品展
江戸東京博物館 よみがえる江戸の浮世絵
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