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  平成20年10月5日号[天地]
   ようやく秋らしくなり、畑のブルーベリーも一息ついた。彼岸前に墓周りの草を刈ったついでに隣の畑もきれいにして、ブルーベリーの根元にお礼の化成肥料をまく。天地子の家の墓は畑の横にある。終えた命を偲びながら新しい命をはぐくむ――ことを意識したわけではない。年間を通して花が咲いているように考え、今はまだムクゲが薄紫の花をつけている▼去年、野菜畑の三分の二をつぶしてブルーベリーを二十一本植えたのは成功だった。草取りが面倒だからというものぐさな理由と、長野の義兄宅で食した味に引かれたからだが、何より女性たちに喜ばれた。取れ過ぎて、知らないうちに妻に捨てられるということもなかった▼同じころ、自治会の氏神様のお祭り。わが集落は田んぼに浮かぶ小島のような山すそに開け、山の上に「お天王さん」と呼ぶ八坂神社がある。朝七時から総出で掃除をし、しめ縄を取り替える。蚊取り線香をくゆらせた社殿でお祓いを受け、玉串をささげ、昼からは下の会堂で直会(なおらい)を兼ねた常会。顔ぶれの変化で世代交代も分かる▼三年後には町の祭りに自治会で「やっこ行列」を演じることが報告された。長い毛やりを掲げ、投げては受ける。「二十五人は要るけん、それまでは生きておらんとな」と長老が笑った。秋晴れの一日、穏やかな昼下がりの語らいだった。
クョスコニョ    [1] 
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