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平成20年10月20日号[天地] |
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十三日、大安の体育の日は、熱田神宮でおいの結婚式。祝詞にイザナギ、イザナミの神が出てきて、夫婦相和し、家を繁栄させるようにとのくだりで、国産みの二神さまに若い二人の将来を連想した▼三三九度の盃を交わした後、二人で誓詞を奏上。「熱田大神の前に」とあったので、どんな神だろうと調べると、「草薙剣の神霊とされるが、熱田神宮や明治政府の見解では、草薙剣を御神体とする天照大神のこと。しかし、日本武尊とのかかわりも深く、熱田大神は日本武尊とする説も強い」。一神教の神のようにがっしりしないで揺らいでいるのが、創建千九百年の古い神社の神らしい。その後、指輪交換の儀があったのは教会式からの導入か▼披露宴は車で二十分ほど移動し、二人で選んだ昭和区八事の懐石料亭・八勝館で。山の中にあった材木商の別荘を大正十四年に改築したという。広大な日本庭園の中に茅葺の屋敷が点在する落ち着いた趣。職場上司の挨拶はなく、親戚代表の乾杯ですぐに食事が始まり、友人や親族がひと言ずつお祝いの言葉を語る進行のセンスにも好感が持てた▼おいの妹の小さな娘二人が花束を新郎新婦に贈り、新婦が両親に長めの感謝の手紙を朗読。それぞれの人生の物語が織り込まれながら、新しい家庭が生まれていく……いい結婚式だった。名古屋に付き物の重い土産がないのも助かった。
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