総計: 1453469  今日: 174  昨日: 157       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 天地平成26年 
 天地平成25年 
 天地平成24年 
 天地平成23年 
 天地平成22年 
 天地平成21年 
 天地平成20年 
 天地平成19年 
 天地平成18年 
 天地平成17年 
 天地平成16年 
  メニュー
最新号案内
社説
天地
お申し込み
訂正記事
  リンク集
    宗教界
 購読お申し込み・お問い合わせはこちらフォーム入力できます!
こちらまで
  検索エンジン
記事が検索できます!

 

  平成20年7月5日号[天地]
  六月半ばの麦刈りの日々、早朝から夕方まで、ヒバリがうるさいほどにさえずり続けていた。「うららかに照れる春日に雲雀あがり情(こころ)悲しも独りしおもへば」(万葉集四二九二)。万葉集にはヒバリの歌が三つ詠まれている。ちなみに、ヒバリの歌は自分のなわ張りを宣言するもの▼東北地方には、ヒバリがお日さまにお金を貸したという民話があることから、ヒバリが空にあがるときは、ヒイチブ(日一分)ヒイチブと鳴き、降りるときには、ツキニシュ(月二朱)ツキニシュと利息を請求しながら飛び降りるのだという話があるそうだ▼ヒバリの飛び方は主として上下運動で、空高く舞い上がると、やがてまっすぐに降りてくる。その真下に巣はなく、着陸後、横とびして巣に戻る。この時期、一斉に麦を刈り取り、あぜの伸びた雑草も刈るので、ヒバリの巣に行き当たるかと思っていたが、見かけることはなかった▼麦畑の中にいたのはマムシ。今年は三匹見つけた。草むらに隠れていて、踏みつけると足をかまれたりするので、注意しなければならない。昔は焼酎に漬けて精力ドリンクにする、赤ら顔のおじさんがいた▼麦刈りの後は大急ぎで田植え。除草剤の使用が減り、薬剤も改善されたので、カエルの数が回復した。ヒバリのさえずりが少なくなるにつれ、ツバメが田の面を滑るように飛び回り、カエルが夜中まで鳴き続ける。カラスやサギも水田でえさを漁りながら、時々奇妙な声を上げる。田舎の初夏は結構騒々しい。
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成20年7月20日号[天地]
 次のテキスト: 平成20年6月20日号[天地]
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.