天皇陛下ご即位20年を慶賀 建国記念の日奉祝中央式典 伝統文化で青少年教育を
32カ国の在日外交官も出席した建国記念の日奉祝中央式典 =2月11日、東京・代々木の明治神宮会館
大和で神武天皇が即位してから二千六百六十九年目に当たる二月十一日の建国記念の日、全国各地で奉祝行事が行われた。東京では「日本の建国を祝う会」(小田村四郎会長)の主催する「建国記念の日奉祝中央式典〜奉祝・天皇陛下御即位二十年・御結婚五十年〜」が東京・代々木の明治神宮会館で、千五百人が参加して行われた。同式典には三十二カ国から在日外交官が列席し祝意を示した。皇居では天皇陛下が宮中三殿でご拝礼になったのをはじめ、全国の神社でも奈良・橿原神宮を中心に紀元祭(中祭)が斎行された。
「祝う会」の奉祝中央式典は、男成洋三・日本会議理事長の開会の辞に続き、橿原神宮を遥拝、国歌・君が代を斉唱した。 主催者挨拶に立った小田村会長は「本年は天皇陛下ご即位満二十年の慶賀すべき年。また本日は大日本帝国憲法が発布されてから百二十年目でもある。こうした陛下の二十年に及ぶ御仁慈に、心から感謝の誠を捧げたい」と述べ、「改正教育基本法に、わが国の伝統と文化の尊重が教育目標として明記され、政府は率先して式典を主催し、この祝日の意義と神武創業の伝承を、次代を担う青少年に教育していくべきだ」と強調した。 さらに「現在、世界的大不況、国内の政治的混迷、周辺情勢の不安定等、幾多の難問が山積しているが、国民一体となってこれらを克服して歴史と伝統に輝く日本を再建する決意を新たにし、ご即位二十年の奉祝行事が盛大に挙行されることを祈念する」と結んだ。 来賓挨拶では政府関係者や政治家、駐日外交官など四人が祝辞を
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増上寺で節分追儺式 中村玉緒さんら豆まき
豆まきをする中村玉緒さん(右端)岡田茉莉子(左から2人目)
二月三日、東京・港区にある徳川家ゆかりの浄土宗大本山増上寺で、節分追儺式(ついなしき)が盛大に執り行われた。 落語家たちが司会進行を務め、式の始まり。正午前、開山堂を出発した年男年女のお練りが三門(重要文化財)を通って境内へと行列してきた。境内を埋めた参拝者から大きな拍手が送られる。続いて、色とりどりの裃を身に着けた増上寺明徳幼稚園の園児たちや、狆(ちん)クラブ(ペットの愛好会)の愛犬たちがにぎやかに行列した。 大殿前の特設舞台上では、みこし講の人たちが威勢よく餅つきを披露。園児たちを引き連れた増上寺僧侶ふんする赤鬼、青鬼、黄色鬼による「鬼問答」があり、園児たちは勢いよく豆をまいて鬼たちを退散させた。 クライマックスは年男年女をはじめ栃東親方、大リーグの田口壮選手、女優の水谷八重子、中村玉緒、岡田茉莉子、高木美保さんら芸能人や著名人による「豆まき」。いろいろな景品が当たる札も一緒にまかれた。 境内を埋めた人たちは、 ・・・
<2面>
- 分裂を癒やした教皇
新たな分裂に直面か
- コプト教迫害の歴史
ムスリム同胞団が急先鋒 エジプト
<3面>
- 日韓建国神話の相似性
金両基・比較文化学者・評論家に聞く 同じ構造の天孫降臨神話 文化の基層にシャーマニズム
<4-5面>
- 鼎談 日本文化で活路を開け(2)
ベン=アミ・シロニーヘブライ大学名誉教授 ツルネン・マルテイ民主党参院議員 奈良泰秀神職・「にっぽん文明研究所」代表
- 非道徳な日本への原爆投下 シロニー
テニアンで現れた日本兵の霊 奈良泰秀 ソ連兵に虐殺された私の村 ツルネン
<6面>
- 大國魂神社で節分祭
稀勢の里が年男
- 京都御所ゆかりの至宝展
甦る宮廷文化の美
<7面>
- 阿含の星まつり
恒久平和の実現に全力
- イラン・イスラム革命30十周年
記念式典と天野恵利写真展
<8面>
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