若い力で神宮式年遷宮奉賛 全国氏子青年協議会第47回定期大会 伝統継承に向け「遷宮宣言」採択
表彰され登壇した優秀氏子青年たち=7月11日、新潟県弥彦村
天皇陛下御在位二十年と天皇皇后両陛下御結婚五十年を奉祝する全国氏子青年協議会(小川長二会長)第四十七回定期大会と総会が「絆をみなもとにふたつ先の未来を」をテーマに七月十一日の土曜日、新潟県弥彦村で開かれ、全国から約六百人の氏子青年が参加した。大会では優秀な活動を行った団体と個人が表彰され、総会で承認された昨年度の事業報告と収支決算、今年度の活動計画と収支予算の報告があり、新会長に就任した福島県開成山大神宮氏子青年会の七海(ななうみ)栄氏が決意を述べ、神宮式年遷宮に向けての協議会の取り組みを示す「遷宮宣言」が採択された。
会場となった弥彦村は、越後一の宮、彌彦神社の門前町で、頂上までロープウエーで登れる弥彦山や弥彦温泉に恵まれた観光地。日本で唯一、村営の弥彦競輪場が神社の隣にある。大会で来賓挨拶した大谷良孝村長は、「明日から記念競輪が開催される。ご希望の方には推奨する車券を用意したい」と言って会場を沸かせた。 総会は同日午後一時から彌彦神社社務所で開かれ、参加代議員は七十五人で、ほかに九十六人が委任状を提出しており、総会は成立。加藤浩一新潟県氏子青年協議会会長が議長に選出され、提出された議案を審議し、すべて全会一致で承認された。 代表、来賓らの彌彦神社正式参拝を経て、午後三時半から隣接した弥彦総合文化会館で大会が開かれ、ホールは色とりどりのはっぴをまとった氏子青年、約六百人で埋められた。 神宮遥拝、国歌斉唱、教育勅語奉読、氏青綱領唱和と進み、氏青物故者に黙祷を捧げた後、小川会長が挨拶、・・・
東京お盆祭りで奈良氏講演 永平寺別院長谷寺僧侶により法要 日本仏教鑽仰会
挨拶する導師を務めた武田秀嗣老師=7月1日、東京・中央区の銀座ブロッサム中央会館
財団法人日本仏教鑽仰会(中山静麿理事長)が主催する六十七回東京お盆祭りが七月一日、東京・中央区の銀座ブロッサム中央会館で開催され、老若男女約五百人余りが参加した。この祭りは昭和十六年から毎年開かれ「怨親平等」の仏教精神に基づいて仏教各派が毎年持ち回りで法要が勤められている。今年は大本山永平寺別院長谷寺(ちょうこくじ)一山僧侶が第一部の法要を行い、導師を武田秀嗣老師が勤めた。 式典では日本仏教鑽仰会の片岡英信理事が開会を告げたのち、赤羽法善寺保育園園児による献灯・献花があり、お盆の歌が二曲ささげられた。三帰依文を東京大谷声明学園の藤木尚師が園児らとともに唱和した。 続いて、中山理事長が挨拶。「東京お盆祭りは、戦争の犠牲者を敵味方なくお祭りしようと、外国の大使館員を来賓に招き始まった。恨みの心をなくして霊を慰めることが一番ふさわしい」と述べた。 後援団体の全日本仏教会財務部長の江口さとる氏と東京都仏教連合会の山田一真理事長の挨拶ののち、大本山永平寺別院長谷寺一山僧侶による大法要が執り行われた。法要後、導師を勤めた武田秀嗣老師が挨拶に立ち、「盂蘭盆会と施餓鬼は別々の由来だが、共通する供養の心が語られている」と述べた。 第二部では、「死者の行方」と題して東方研究会常務理事の奈良康明氏が記念法話。お盆の時期は先祖と交わりを深めていく時で、「ご先祖さんはどこにいる」「亡くなったらどこへ行く」と投げかけながら、死者との関わりについて語った。 奈良氏は、仏教で言う ・・・
<2面>
- カルヴァン生誕500年
ジュネーブで記念礼拝
- 「修道女は修道院に」
バチカンが実態調査?
<3面>
- 貴船神社で「水まつり」
水の恵みに感謝 京都市
- 『立正安国論』奏進750年記念法要
「立正安地球論」の構築を 国柱会
<4-5面>
- 上杉謙信・直江兼続の新潟
謙信が初陣を飾った栃尾 兼続とお船の愛の地・与板 上越の繁栄守った春日山城
<6面>
- 創立140周年の靖国神社
みたままつり賑わう
- 別離の悲しみを考える会
自死遺族へのケア探る 西本願寺
<7面>
- 黄檗宗萬福寺ほていまつり
開創350年慶賛のプレ事業 京都・宇治市
- 全国女子神職協議会が研修会
氏子の掘り起こし策学ぶ 神社本庁
<8面>
- 人・ヘルマ・サンダース=ブラームスさん
「クララ・シューマン 愛の協奏曲」を監督
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