更生保護制度施行60周年記念全国大会 世界一安全な国、日本を 保護司ら3584人が受彰
おことばを述べられる天皇陛下=9月8日、東京有楽町・東京国際フォーラム
天皇皇后両陛下のご親臨を仰ぎ、更生保護制度施行六十周年記念全国大会(主催=法務省、東京都、社団法人全国保護司連盟、更生保護法人日本更生保護協会ほか四団体)が九月八日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで更生保護事業関係者、関係機関・団体代表の総数五千人と麻生太郎内閣総理大臣ら来賓が参席して執り行われた。大会次第のなかで天皇陛下からおことばを賜り、長年、更生保護事業に携わった功績者三千五百八十四人に法務大臣表彰等が授彰された。平成二十年六月、更生保護の基盤をなす更生保護法が施行され更生保護制度の枠組みが再構築された。環境が整ったことで「世界一安全な国、日本」に向かい大きな一歩を踏み出した。
開会の辞、物故者への黙祷、国歌斉唱に続き谷川和穂大会長(全国保護司連盟会長)が「更生保護法が施行され更生保護制度の新たな幕が開けた」と式辞。森英介法務大臣は主催者として天皇陛下の御即位二十年、両陛下のご結婚満五十年に祝意を示してから「この六十年間、官民協働してのたゆみない努力により更生保護制度は地域社会における犯罪予防の活動の促進に多大な実勢をあげ、安全・安心な社会の構築に大きく貢献してきた。近年、社会経済情勢の急激な変化に伴い国民生活に身近な犯罪が後を絶たないなか『世界一安全な国、日本』を復活させるには地域の絆を強化するとともに犯罪をした人の改善更生を図り、その再犯を防止することが何より重要」と指摘、「今後とも国民の期待にこたえ続けられるよう一致協力して更生保護の充実発展のために尽力し、もって犯罪のない社会の実現に寄与していく」と決意を新たにした。 石原慎太郎東京都知事は保護司等の長年の功績を称えたのち、東京都の更生保護制度の取り組みについて言及、「東京都は平成十八年折しも更生保護のあり方について新たな方向性が提示されるなか、非行をした少年の立ち直り支援に主体的に取り組むべくその一歩を踏み出し、翌年には・・・
神社本庁伝統文化セミナー 「厄除けと大祓」学ぶ 神田神社
「厄除けと大祓」について学んだ第6回伝統文化セミナー=9月12日、神田神社
神社本庁が主催する第六回伝統文化セミナーが九月十二日、「江戸の総鎮守」として古くから親しまれている東京・神田神社の明神会館で開かれた。今回のテーマは「厄除けと大祓」で、近年「厄除け」で神社を訪れる人が増えていることから、「厄年」とは何か、厄を払う「お祓い」とは何かについて考えてみようというもの。 セミナーに先立ち、参加者らは神田明神の拝殿で正式参拝として玉串拝礼を行った。拝礼の作法について説明を受け、御殿へ向かって参進。正面には大黒様、恵比寿様、そして平将門が祀られている。祝詞奏上の後、代表三人が玉串を捧げた。 セミナーでは本庁広報部の浅山雅司氏が講演。まず「厄年」の由来を歴史を追って説明しながら、次のように講義した。 厄年の年齢は時代や地方によって様々で、江戸時代の『和漢三才図絵』では七歳から始まり九年を加える。平安時代の『色葉字類抄』や鎌倉時代末から室町時代初期にの『拾芥抄(しゅうがいしょう)』では十三歳から始まり十二年ごとを厄年とする。『源氏物語』や『宇津保物語』『水鏡』『源平盛衰記』などでも厄年が語られている。 厄の祓いは、『和漢三才図絵』では「厄に当たる前年の節分の夜、追儺(ついな)炒り豆を年の数用いて銭を添えてこれを棄てる。あるいは古い犢鼻褌をとってこれを棄てる。道衢(みちちまた)祟りなし。これら皆その心を慰め、禍を避けるなり」とあり、長い間身に馴染んでいたものを棄てることで厄を流すもの。 「厄は役」で、厄年には「お役が来る」となり、社会的な責任を担う年代であり、それはまた「厄介」にもつながる。実際に肉体の生理的な衰えという面もあり、 ・・・
<2面>
- 英語「新国際訳」聖書を改定
2011年 全世界の英語使用者を意識
- WCC中央委
ENI通信を非難 「不十分で、歪んだ展望与える」
<3面>
- JAL唐招提寺音舞台
鑑真和上を偲んで 奈 良
- 天台聲明「龍宝会」の習礼
ヨーロッパ公演控え 世田谷知行院
<4面>
- 上杉謙信・景勝、直江兼続を語る
越後一の宮居多神社宮司 花ケ前盛明 義の戦を支えた信仰と経済 名将を育てた偉大な母たち 兜の「愛」は愛宕権現から
<5面>
- 埼玉県各流讃佛歌奉詠大会
4流派71組が声競う
- 世界平和を祈るつどい
諸宗教代表が参加 世田谷・北澤八幡
<6面>
- 映画「あなたは私の婿になる」
40歳キャリアウーマンの婚活
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