上手に生きて、上手に死のう 第3回「心と命のフォーラム」 人生を振り返り、よい気づきを 総本山善通寺
生と死について語る(左から)樫原禅澄管長、朝日俊彦氏、山折哲雄名誉教授、瑞田信弘師
=10月2日、香川県の善通寺・遍照閣
香川県高松市にある浄土真宗西本願寺派稱讃寺(瑞田信弘住職)が宗教、宗派を超えた寺の社会活動として三年前から取り組んでいる心と命のフォーラム「生きる作法・死ぬ作法」の三回目が十月二日、善通寺市にある真言宗善通寺派総本山善通寺(樫原禅澄管長)の遍照閣で開かれた。「上手に生きて、上手に死のう」をテーマに、山折哲雄国際日本文化研究センター名誉教授、樫原管長、医師で香川尊厳死を考える会会長の朝日俊彦氏、瑞田(たまだ)住職の四氏がフリートーキング。約五百人の聴衆が熱心に耳を傾けた。
最初にフォーラムのプロデューサー、瑞田師が「最近は死生学が一つの学問になるほど、死が大きなテーマになっている。どうすれば人生の最後を有意義に過ごし、上手に死ねるか一緒に考えたい」と趣旨を説明。 続いて、六十二歳の一年前に胃と肝臓の末期がんで余命三カ月から半年と宣告され、抗がん剤を投与しながら医療活動を続けている朝日氏が、がんになって分かったことについて語った。七月のCT検査では肝臓のがんは消え、胃のがんも小さくなった。がんの告知を受けた朝日氏は、死の準備を始め、告別式に来た人に自分の声で挨拶するための原稿も作ったという。 通院で抗がん剤治療を行い、その副作用とクリニックの仕事の疲れで夕方には発熱し、食欲も落ちてぐったりしたが、朝になると元気になるので、「結局は気力の・・・
千葉県神社庁平成21年度総会 神宮奉賛活動の推進を
壇上は挨拶する杉山林繼・千葉県神社庁長 =10月2日、千葉県香取市のホテル
千葉県神社庁(杉山林繼庁長)の本年度総会が十月二日、香取市の富士屋ホテル別館・開花亭で開催された。神宮遥拝、国歌斉唱ののち岡嶋千暁教化部長の先導で敬神生活の綱領を唱和。藤城吉薫支部長(熊野神社宮司)が朝、香取神宮に総会成功と関係者の隆昌繁栄を祈ってきたことを報告した。 表彰式では「多年神明奉仕に献身し神徳の宣揚に努め斯道興隆に寄与した」として名和理・稲荷神社宮司、根岸正国・廣幡八幡宮権禰宜、風間則孝・天神社禰宜、五十嵐光宣・諏訪大神禰宜、古里師志・稲荷神社宮司、神原正見・玉崎神社禰宜、柏原基男・神明神社権禰宜の七人に表彰状が授与された。さらに「神社の護持運営に貢献した」として山崎英明・熊野神社氏子総代、高梨久夫・瀧口神社責任役員に表彰状が授与された。 杉山庁長は挨拶で「天皇陛下御即位二十年、両陛下御結婚五十年という喜ばしき年に、二千年にわたり皇室を中心に守られてきた日本国のことを考え、神社は地域を活性化させ、ご遷宮に向け国民総奉賛で祭りをし、いい国をつくっていきたい」と述べた。 来賓の久邇邦昭・神社本庁統理が祝辞。「多難な時局にこそ、神宮大麻が各家庭に頒布され、多くの方々が氏神様を通じて神宮とのご縁に結ばれ、ご遷宮の意義を理解して頂けるよう願う」と述べた(代読、平岩昌利神社本庁理事)。 鷹司尚武・神宮大宮司は「第六十二回式年遷宮の諸祭事、諸行事も滞りなく進んでおり、十一月三日には宇治橋の渡り初めが行われる。遷宮が守り伝えてきた祖先の心、鎮守の森が育んできたものが次代に継承されるよう期待する」と ・・・
<2面>
- オバマ米大統領にノーベル平和賞
ローマ教皇庁など歓迎を表明
- カトマンズでAYC創設25周年大会
津波被災者救援などに活躍 ネパール
<3面>
- 鶴岡八幡宮で流鏑馬神事
7人の在日公館子女が奉仕
- グローバルフェスタJAPAN2009
温暖化は人の安全保障脅かす 外務省他
<4面>
- 第45回全国結集神奈川大会
阿部管長「数息観を日課に」 智山青年連合会
- 日蓮聖人第728遠忌お会式
万灯35講中、町内を練る 杉並妙法寺
<5面>
時宗総本山で玄侑宗久師が講演 「遊行という生き方」 遊行寺
- 特別展「日蓮と法華の名宝」
立正安国論提起750年を記念
<6面>
- 美術・皇室の名宝―日本美の華(1期)
御即位20年記念特別展
|