総計: 1454372  今日: 873  昨日: 204       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 平成26年案内 
 平成25年案内 
 平成24年案内 
 平成23年案内 
 平成22年案内 
 平成21年案内 
 平成20年案内 
 平成19年案内 
 平成18年案内 
 平成17年案内 
 平成16年案内 
 バックナンバ
社説
  平成21年8月5・20日号
   

8法人55年ぶり日蓮宗へ復帰
最上稲荷教所属辞令交付式
後継者問題解決を理由に

 

辞令交付後お礼の挨拶をする稲荷泰瑛師。左側の列右端が小松浄慎宗務総長。

右側は復帰寺院住職ら=7月24日、東京・池上の日蓮宗宗務院

 

 

 京都・伏見稲荷、愛知・豊川稲荷と並ぶ日本三大稲荷の一つ、最上稲荷(さいじょういなり)教(総本山、岡山県岡山市)に包括される総本山妙教寺(稲荷泰瑛住職)ほか七法人(四寺院、三教会)計八法人が五十五年ぶりに日蓮宗に復帰した。その所属辞令交付式が七月二十四日、東京・池上の日蓮宗宗務院で小松浄慎宗務総長を導師に八復帰寺院代表役員、内局、来賓らが参席し厳修された。法味言上のあと辞令伝達式に移り、小松宗務総長から八法人代表役員に日蓮宗との包括・被包関係設定のための規則変更認証書、僧階辞令書、住職承認書が交付された。八法人以外の包括法人最上稲荷教に残る十二法人は単立法人に移行する。包括法人最上稲荷教は来年夏、解散の予定。

 小松宗務総長は復帰した住職らに「本日、八法人が日蓮宗に復帰した。まことにありがとうございます。最上稲荷教は昭和二十九年、日蓮宗から分かれてから五十五年ぶりの復帰である。八法人が復帰されたことで日蓮聖人の教えを広める大きな力を賜った。共に力を携えていきたい。私は宗務総長になって三年半になる。就任以来、総本山久遠寺が発展しなければ日蓮宗の発展なし、の考えで総本山総登詣運動の号令を掛けた。号令を掛けたから参拝するのではなく、日蓮聖人のもとにいる者は常に祖山へお参りしてもらわねばならない。私は被包括法人が包括法人日蓮宗に何ができるかでなく、包括法人日蓮宗が被包括法人に何ができるかを考えている。宗門では四期十六年かけて立正安国・お題目結縁運動を展開中でお題目を全国、世界へ発信している。今日のこの日を忘れずに大いに・・・

 

修験道と日本海学のシンポ
森里海連環で環境改善を
山形・出羽三山



環境問題に関し討論するパネリストたち=6月27日、山形県鶴岡市

 

 国際日本文化研究センター安田喜憲研究室と出羽三山丑年御縁年記念シンポジウム実行委員会(星野文紘実行委員長)が主催し、出羽三山神社、鶴岡市、NPOものづくり生命文明機構・自然と生きる環境生命文明研究会が共催する「日本文明史の再建・平成21年度第一回研究会兼公開シンポジウム」が、六月二十七日山形県鶴岡市いでは記念会館で開催された。
 テーマは「森里海連環と日本の原風景―修験道と日本海学に学ぶ―」で、地球環境の危機がもはや人類の生存を脅かすまでに肥大化したとの認識に立ち、伝統的な神仏習合思想が人類の未来に果たすべき役割を世界に発信し、地球環境問題の解決に邁進するという趣旨。約百五十人が会場を埋めた。
 午前の部は、ぴあ顧問の吉澤保幸氏の司会で、最初に島津慈道羽黒山荒澤寺住職が「修験の心と日本人の役目―山と海を守るために―」と題し講演。島津氏は、日本で培われた精神文化について歴史的な説明を加えながら、「開発=進歩・繁栄という方程式の延長に環境破壊が進み、今や地球環境は崩壊の崖っぷちに立っている」とし、環境の「環」は循環をも意味し、山と森と海は川によって結ばれ、水の循環系が絶たれると生命は成り立たない。地球を資源環境としてではなく命の大地として捉える観が必要で、自然と人間の調和と共生を重視した修験道にこそ人類にとっての新しいモデルがあると述べた。また出羽三山は、過去・現在・未来を体験する神秘な修験道の山であり、日本人の精神文化を象徴していると説いた。
 次いで、千歳栄・千歳建設会長が「日本人の心の原風景と次世代へのメッセージ―神仏和合の実相―」と題し、数年間にわたる全国の聖地巡礼から得たことを語った。「日本人は特別な宗教を持たないが、宗教心の土台となる信仰心がある。その核は自然と祖先の崇拝で、ここには日本人の心の原風景があり、民族を問わず人類が健全に生きるための基層だ」と述べた。さらに「神仏和合の神は自然の神で、仏は祖先という素朴な考え。神と仏と本性は本来、一つのもの。神とは人間の力を超えた自然の精霊であり、
・・・

 

<2面>

  • キリスト教団体のオブザーバー資格
    国連が認可申請を拒否
    ジュネーブ

  • ジャン・カルヴァンの遺産
    今も南アフリカに重荷

 

<3面>

  • がんになって分かったこと
    あさひクリニック院長 朝日俊彦さんに聞く
    がん患者が身近になり
    痛みをとる治療が必要
    末期患者に死の受容を

<4面>

  • 良寛さんの肖像めぐり
    越後・出雲崎から玉島
    心の自由に生きた人

<5面>

  • 上田正昭氏叙勲祝賀会
    日韓の友好に貢献
    京都

  • 聖徳太子像が富士登山
    100年ぶり、8合目で法要
    富士吉田・如来寺

<6面>

  • 永平寺第10回夏期大学講座
    「禅といま」300人が学ぶ
    曹洞宗

  • 御影堂、5年ぶり姿現す
    11月に修復完了奉告法要
    東本願寺

<7面>


  • 松本サリン事件の河野氏講演
    たった2日間で殺人鬼に
    円覚寺夏期講座

  • 関東地区夏期研修会
    価値観の衝突避けないで
    全国神社保育

 

<8面>

  • 松本サリン事件の河野氏講演
    たった2日間で殺人鬼に
    円覚寺夏期講座
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成21年9月5日号
 次のテキスト: 平成21年7月20日号
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.