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平成21年3月20日号[天地] |
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「胃の中央部に悪性のがんがありますから切りましょう」。そう言われたのが二月六日。二十日に手術し、胃の三分の二を切り取った。執刀医によると、天地子の胃は上部が膨らんでおり、ちょうどそこだけ残した格好になる▼切除した部分の病理検査によると、患部は意外に大きく六・七×四・一センチ、深さは筋肉の手前まで達していた。患部の静脈とリンパ管にはいくらかのがん化が認められたが、周辺のリンパ節はゼロ。「ぎりぎり間に合いましたね」と言われた。ステージ1aだが、念のため半年間抗がん剤を飲む▼術後は、つないだ胃と腸を正常に働かせるのが課題。妻は、胃の大きな断面と小さな腸の入り口をどうつないだのか執刀医に聞いたそうだ。手繰ってすぼめ、腸の口と手で縫い合わせたという。腹部は機械縫いで、ホチキスの針みたいなのが並んでいた。点滴から始まり、一分がゆ、五分がゆから軟食になり、二週間目の今月六日に退院した▼そもそものきっかけは数年ぶりに受けた昨秋の検診。早期発見で生還することができた。食事量が半分になったので、体重も正常値になるだろう。体力は三カ月から半年で元に戻る。ご心配いただいた方々に感謝申し上げ、今後は、がんになって良かったと思える人生にしたい。
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