増上寺で浄光会新年総会 安倍晋三元首相らが焼香 党派を超えて念仏唱和
垂示する八木季生法主=1月22日、東京・芝の大本山増上寺大殿
法然上人の怨親平等の理念のもと、戦争殉難者への回向、世界恒久平和を祈願する第二十一回浄光会新年総会(朝粥会)が一月二十二日朝七時半、浄土宗大本山増上寺(八木季生法主、東京・芝)大殿で八木法主を導師に執り行われた。宮林昭彦大本山光明寺法主が臨席し、同会世話人の安倍晋三元首相ら同会会員の国会議員、浄土宗役員、増上寺役員、法然上人をたたえる会会員百八十人が参集した。回向後、大殿から場所を光摂殿に移し朝粥を食し、作家の青木新門氏が新春清談として講演した。同会国会議員会員は衆参合わせ三十一人。
念仏唱和が満ちるなか導師、職衆が入殿、導師は中央に進み本尊に拝礼して着座。阿弥陀経を読誦。参列者が順に焼香した。回向文奏上に続き、法然上人ご遺訓「一枚起請文」を唱和し、八木法主から十念が授けられ回向を滞りなく終えた。 八木法主は回向後、参列者に謝辞してから「ハイチで大地震が起き、亡くなった方の数が多かった。国連や日本から物資が援助されたが、被災者に行き届かないという。一日も早い復興を祈る。法然上人をたたえる会会長の平山郁夫画伯が昨年亡くなられた。独特な画風を持ち、大きな功績を残した画伯だった。ご冥福を祈る」と再び十念を唱和し、垂示とした。 光摂殿に移り朝粥食を前に里見法雄宗務総長が宗派側世話人として挨拶。里見宗務総長は「昨年この朝粥会で登校下校の安全確保のために『教育警察』(仮称)を要望したが、自民党政権下で実現できず、実現の方向にもなかなか進まなかった。そのことが原因なのか自民党は野党に転落した。民主党もうかうかすると野党に戻るかもしれない。各政党の国会議員は今まで以上に弱者に目を向けて取り組んでもらいたい。来年は法然上人八百年御遠忌の御正当である。・・・・
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第55回寒中水浴大会 氷柱も何のその! 鐵砲洲稲荷神社
=1月10日、東京・中央区、鐵砲洲稲荷神社
鐵砲洲稲荷神社(中川文隆宮司、東京・中央区)厳冬恒例の神前神事、寒中水浴大会が道彦(みちひこ、禊練成導師)、篠直嗣・東新町氷川神社宮司(板橋区)のもと男性七十一人、女性七人が参加して斎行された。百三十五キロの氷柱四本が浮かぶ冷水満ちる水槽に身を沈め禊祓と無病息災を祈願した。 神楽殿で江戸囃子が響く境内。午前十一時になると白越中褌と白鉢巻(女性は白装束)になった参加者が円形水槽を囲む。参加者を前に中川宮司が「五十五年間、今まで無事故でこられたのも道彦の指導によるところが多い。道彦の指導通りにすれば事故はない。本日は篠先生が指導にあたる。私たちは知らず知らず罪を犯す。穢れがつく。だから冷水に身を浸し、身を削ぐようにして懺悔することを勧める。これが禊の意味。しっかり神事を全うして欲しい」と挨拶した。 中川宮司の修祓式に続いて篠・宮司指導で行法に従って準備体操。鳥船行事、雄健(おたけび)行事、雄詰(おころび)行事、氣吹行事の四つの行法を「朝夕に神の御前にみそぎして、すめらが御代に仕えまつらむ」など三首の和歌を独特のリズムで歌う。大きな声に乗せ手足、全身を動かし呼吸法を整え霊魂を浄化していく。十五分して体が温まったところで「エイ!」気合とともに冷水に腰まで身を沈めていく。 水槽では振魂(ふりたま)をしながら祓戸大神と唱える。冷水から出ると残り半分の人が入れ替わって水槽へ。これを繰り返すこと・・・
<2面>
- 大地震に見舞われたハイチ
世界から救援の手
- 人権擁護派・高智晟弁護士
所在不明を当局も認める 中国
<3面>
- 龍馬ゆかりの地を歩く 高知
太平洋を背に立つ龍馬像 桂浜、安芸市、須崎市 四国霊場31番、36番札所も
<4面>
- かまくら菜食シンポ
本場けんちん汁も 建長寺
- 四條司家食文化協会が新年儀式
包丁初め俎開き 明治神宮
<5面>
- 日蓮宗宗務院御用始・賀詞交換会
渡邊新内局がスタート
- 最高裁が違憲判断
神社本庁、実情無視と懸念 空知太神社裁判
<6面>
- 人・NPOマンション管理総合支援センター代表 市河政彦さん
日蓮仏法の生命哲学を実践
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