今も生きる神代からの伝統 建国記念の日奉祝中央式典 日本解体政策の断固阻止を
建国記念の日奉祝中央式典で挨拶する小田村四郎会長=2月11日、東京・代々木の明治神宮会館
神武天皇が即位して二千六百七十年目となった二月十一日の建国記念の日、全国各地で奉祝行事があった。東京では「日本の建国を祝う会」(小田村四郎会長)の主催する「建国記念の日奉祝中央式典」が東京・代々木の明治神宮会館で千五百人が参加して行われた。同式典には五十一カ国の在日外交官も列席し祝意を示した。皇居では天皇陛下が宮中三殿でご拝礼になったのをはじめ、全国の神社でも奈良・橿原神宮を中心に紀元祭(中祭)が斎行された。
式典は男成洋三・日本会議理事長の開会の辞につづき橿原神宮を遥拝、国歌・君が代を斉唱した。主催者挨拶に立った小田村会長はまず昨年十一月十二日に政府主催で行われた「天皇皇后両陛下御即位20年・ご結婚50年」の記念式典について報告するとともに「万世一系の国に生まれた幸せを肌身で実感した」と述べた。 また政権交代以来、政府が取り組もうとしている外国人参政権法案は、進んで外国の内政干渉を招き寄せるようなもの、また夫婦別姓法案は国家の基盤である家族家庭を崩壊させるもの、まさに戦後占領政策を上回る日本解体政策である」として断固阻止を訴えた。その上で「今年は教育勅語が発布されてから百二十年に当たる年、その精神に立ち返り、神武創業の精神を偲び、祖国の平和と繁栄のために、努力していきたい」と述べた。 来賓からは谷垣禎一自由民主党総裁が祝辞。「我が国のさらなる発展には、祖先より受け継がれてきた伝統、文化を護持継承しつつ、新しいものを吸収できる心豊かで逞しい人材の育成が必要であり、そのために幼児期からの道徳教育を充実し、社会貢献の大切さを説きつつ、批判意識の涵養を促していくべき。今こそ人づくり国づくりの時」と述べた。壇上には参院議員の山谷えり子、有村治子、中川雅治の各氏をはじめ古賀俊昭都議会議員、三好達日本会議会長、富岡興永富岡八幡神社宮司に、日本の建国を祝う会理事として猿渡昌盛氏、上村和男氏、青津和代氏らが列席した。 在日外交団を代表しては、在日ガボン共和国特命全権大使ジャン・クリスチャン・オバム氏が「世界の平和、文化交流、持続可能な発展を促進するための日本の努力を我々外交団は高く評価している。このような日本の諸活動は神武創業以来の日本の建国の精神に通じるものでありましょう」と祝辞した。会場にはアフガニスタン、アルジェリア、イスラエル、サモア、サンマリノ、タジキスタン、ブルガリア、ベトナム、マレーシア、モーリタニア、モザンビークの各国全権大使を含む五十一カ国の在日外交官が列席した。 この後、「約二年にわたる御即位二十年奉祝運動の成果を踏まえ、政府主催による奉祝行事の実施を強く求めつつ、日本の歴史・文化・伝統に基づく、誇りある国づくりへ向けて、さらにまい進することを誓う」ことなどを記した決議案を全会一致で採択した。 紀元節の歌を斉唱し三好徹日本会議会長の発声により聖寿万歳、閉会には上村和男氏(日本の建国を祝う会理事)が「建国記念の日に、日本の国の姿をより深いところで探し出し、日本を再構築して世界に誇れる、尊敬される国にしようではありませんか」と第一部を締めくくった。 午前十時から奉祝パレードが行われ、青山通りから表参道を明治神宮に向って大学生のブラスバンド、子供たちの鼓笛隊、勇壮な神輿などが繰り広げられた。表参道では首都圏大学吹奏楽部などを対象としたマーチングコンテストも行われ、最優秀校に駒澤大学吹奏楽部が選ばれた。 第二部では「日本の建国と日本人の感性」と題して渡部昇一上智大学名誉教授が記念講演。渡部氏は「日本の歴史では、今も続いている皇室の先祖が神話の天照大神で、それが現在の王朝につながっている。古代ギリシャや古代ゲルマンでも、神話上の王と人間界の王がつながっているが、・・・・
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西新井大師で節分追儺式 白鵬関ら350人が福豆撒く
横綱白鵬関も威勢よく「福は内! 鬼は外!」=2月3日、東京・足立区の西新井大師總持寺
立春前日の二月三日は全国の神社仏閣で節分追儺式が行われた。前日に降った雪が屋根に僅かに残る東京北部。ぼたんの名所としても知られる真言宗豊山派西新井大師總持寺(濱野堅眞貫首、東京足立区)では横綱白鵬関ら三百五十人の年男、年女が五千人の参詣者に向かって「厄除開運 福豆」を撒いた。 豆撒きに先立ち午後三時から大本堂において濱野貫首大導師で大護摩修行が年男、年女参列のなか厳修された。般若心経読誦、真言唱和と進み最後に宝号「南無大師遍照金剛」を唱え終わると濱野貫首発声で「福は内! 鬼は外!」。年男、年女の掛け声が大本堂を震わせた。 午後三時半。年男、年女が桝に入った福豆を抱え大本堂から特設桟敷へ。白鵬関の姿が現れると「ワー、オー!」と境内がどよめいた。僧侶の合図で一斉に「福は内! 鬼は外!」と威勢のいい掛け声が飛び交うと福を逃がすまいと「こっちにも!」と呼び込もうとする叫び声、そして伸びる手、手、手。素手では心もとないのか帽子、紙袋を持ち出してまで福をキャッチしようとする参詣者も。福豆が夕日を浴びて弧を描くたびに歓声が境内に溢れた。 毎年福豆キャッチを目指すという近所に住む五十代の男性は「一時間前から立っていた甲斐があった。ゲットしました。今年もお大師様の御利益に与り健康でありたい」と喜んでいた。白鵬から直接キャッチした女性は「運がよかった。キャッチできた。それも横綱から。今年はいいことがあるかも」と満面に笑みを浮かべていた。 白鵬関はじめ玉ノ井親方(元栃東)、出羽一門、歌手の川中美幸さん、仁支川峰子さん、芸能ジャーナリストの梨元勝さん・・・
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<2面>
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- 平城遷都1300年の奈良
聖徳太子の構想が実現 東アジアの国際都市に
<4面>
- 所教授が小沢幹事長批判
人間としての素養欠く 京都・護王神社
- 新連載・お茶の間からの教育再生1
教育評論家 棚橋嘉勝 道徳と宗教教育
<5面>
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届け!地球の鼓動 豊山派仏教青年会
- 日蓮宗大荒行成満会
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<6面>
- 人・全日本気功師会会長 張永祥さん
気功で日本に恩返し
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