全国氏子青年協議会第48回定期大会 子供らが育つ地域づくりを 新穀の献米、こども相撲推進
全国氏子青年協議会第48回定期大会で表彰される優秀氏子青年、中央は七海栄会長=7月10日、富士宮市民文化会館
全国の神社の氏子青年会で組織される全国氏子青年協議会(七海栄会長)の第四十八回定期大会が七月十日、「富士の麓で誓い合う、氏青のきずな永遠に」をテーマに静岡県富士宮市で開催され、全国から約六百人の氏子青年が参加した。七海(ななうみ)会長は、平成二十五年十一月の第六十二回神宮式年遷宮に向け、全国に展開している新穀の献米事業を通して、米作を中心とした日本の伝統文化を次の世代に継承していきたいなどと挨拶。優秀な活動を行った団体と個人が表彰された。
この日、富士宮市は梅雨の晴れ間に恵まれ、夏の富士山が頂上まで姿を見せる中、市民文化会館で大会前の総会が開かれ、八十九人の都道府県連・単位会代表が出席し(ほかに委任状百六十七通)、総会に提出する議題が討議・承認された。その後、全国からの参加者は富士山本宮浅間大社に正式参拝し、同会館での定期大会に臨んだ。 神宮遥拝、国歌斉唱に続いて、本年が渙発(かんぱつ)百二十年に当たる教育勅語の奉読が行われた。 挨拶に立った七海会長は、最初に口蹄疫問題で宮崎県の単位会代表が参加中止になったことに触れ、一刻も早い事態の沈静化を希望した。その上で、協議会が創立五十周年の平成二十五年が第六十二回神宮遷宮に当たることから、「神饌田における新穀栽培」と「神宮への新穀献米」から成る「神宮新穀の献米事業」を活動の柱として展開しているとし、「子供たちと共に新穀を栽培し、神宮と奉仕神社へ新穀を献米して、各家庭でも献米した新穀を食すことで、稲作を通じたわが国の伝統文化、家庭と神宮・神社とのつながりを体得し、氏子青年活動の目的である神の恵みに感謝する心を醸成するとともに、次世代を担う子供たちの健全育成に役立てたい」と述べた。 平成十一年から青少年育成事業の柱として、神宮と靖国神社で行っている「全国鎮守の森こども相撲大会」は来年四月、靖国神社で第七回大会が開かれる。これについて七海会長は「祖国の発展を信じて散った先人への感謝と親愛の思いを伝え、子供たちが神道に親しみを持つようにしたい」と語った。 来賓祝辞に移り、田中恆清神社本庁総長の挨拶を小串和夫副総長が代読、地域の教育力回復に向けての氏子青年会の活動に期待を寄せた。 櫻井豊彦静岡県神社庁長などに続いて春木秀紀神道青年全国協議会会長は、神道少年団の活動で子供たちと北海道や沖縄を訪れ、日本の領土について・・・・
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日本仏教鑚仰会第68回東京お盆祭り 日蓮宗池上本門寺僧侶により法要
導師を勤めた野坂法雄師が挨拶=7月1日、東京・中央区の会場
日本仏教鑚仰会(中山静麿理事長)が主催する第六十八回東京お盆祭りが七月一日、東京・中央区の銀座ブロッサム中央会館で開催され、老若男女約五百人が参加した。この祭りは昭和十六年から毎年催され「怨親平等」の仏教精神に基づいて仏教各派が毎年持ち回りで法要が勤められている。今年は日蓮宗大本山池上本門寺の一山僧侶が第一部の法要を行い、導師を執事長の野坂法雄師が勤めた。 第一部の式典では日本仏教鑚仰会の藤城尚理事が開会を告げた後、赤羽法善寺保育園の園児による献灯・献花があり、お盆の歌が二曲ささげられた。三帰依文を東京大谷声明学園の藤城尚師が園児らと共に唱和した。 続いて中山理事長が挨拶、「盂蘭盆」の由来で目連尊者の母のエピソードに触れながら、「私たちは自分で気がつかないうちに罪を作っていることが多いかも知れない。いつも懺悔の心を持って生活して欲しいという、お釈迦様の呼びかけであろう」と述べた。 後援団体である全日本仏教会理事長の有田惠宗師の挨拶を社会人権部次長の三浦一実氏が代読、また東京都仏教連合会を代表して事務局長の新倉典生師が挨拶を述べたのち、日蓮宗大本山池上本門寺の一山僧侶による法要が行われた。関東大震災の罹災者および第二次世界大戦の英霊とともに、参列者の中で今年新盆を迎えた霊、代々のご先祖の名前が書かれた供養札が中央祭壇に供えられ回向された。 法要後、導師を勤めた野坂法雄師が挨拶に立ち、「近くは両親、遠くは何百年も前のご先祖のおかげで今私たちが尊い命をいただいている。過去世における積善によって人間という素晴らしい立場に生まれている私たちは、人生の展開の中で使命を感じ実行していくことが大事だ」と述べた。 第二部は「盂蘭盆のこころ―人生の苦と、生きる喜び―」と題して、立正大学名誉教授の渡邊寶陽師が記念法話。盂蘭盆の由来に触れながら、・・・
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<2面>
- バチカンが法規を改正
聖職者の「重大な犯罪」に関し
- イスラム教スンニ派本山が声明
パレスチナ統一はイスラムの義務 エジプト
<3面>
作家・久井勲さんに聞く 官僚のモデル・和気清麻呂 都のインフラ整備に活躍 道鏡事件で皇統を守る
<4-5面>
- 本紙講演会 平城遷都1300年と聖徳太子
上垣外憲一 大手前大学教授 大和王権の黎明期・飛鳥 少年のような生真面目さで 高度な哲学・文化を学び 仏教と律令に基づく国造り
<6面>
高野山大学いのちのセミナー 安心して最期を迎える社会に
- 女子神職教養研修会
女性の教育水準は世界一 神社本庁
<7面>
第17回BeSeTo演劇祭に参加 高野山南山進流が聲明公演 新国立劇場
- 「仏教の宇宙観と死生観」展
江戸期の「須彌山儀」など 龍谷大学
<8面>
人・曹洞宗龍洞山真昌寺東堂 小野田実英さん 四世代家族が伝統を守るお寺
デイナさんのコンサート&盆踊り 川崎市・新作八幡宮
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