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社説
  平成22年10月5日号
   

12月、公益財団法人への移行申請
理事会・評議員会で定款変更など承認
公益性・不特定多数の利益を目指す
全日本仏教会

 

 

公益財団法人への移行など審議した全日本仏教会の理事会、評議員会・参与会=9月16日、
東京・港区のホテル

 

 

 理事会では初めに評議員の変更が審議され、退任に伴う佐伯快勝師(真言律宗)など三人の評議員就任が承認された。
 続いて、同会の公益財団法人への移行について承認を求める件では、評議員会・参与会も同時に開かれ、移行に伴う組織変更などの説明があり、提示された定款の変更案を審議し、細かい字句の修正は理事長に一任として承認した。これを踏まえ、同会では本年十二月中に公益財団法人への移行を文化庁に申請し、内閣府公益認定等委員会との折衝に入ることとなる。
 一連の改革は、平成二十年十二月一日から実施されている公益法人制度改革に伴うもので、同会は公益財団法人に移行することにより、従来の税制優遇措置(収益事業のみに課税、みなし寄付金、受取利子等の源泉所得には課税されない)を継続し、社会的信頼性の向上を目指すことになる。
 移行に伴い大きく変更されるのは理事会・評議員会などの組織で、自主的・自律的な運営が求められることになる。具体的には、議決機関である評議員会・運営機関である理事会の実質的な権限行使・運営が重視され、代理出席や委任状は不可となる。
 これにより、従来は理事二十一〜二十五名、評議員四十〜五十名であったのが、過去の出席率を考慮して評議員七〜十人、理事十五〜二十人に変更し、公平性を持たせるため外部委員二名を含む五人の評議員選定委員会を新たに設置することとなった。最初の評議員を選定する委員の候補者は、小川聡国際医療福祉大学病院院長、草場真也大和証券常務(以上外部委員)、大谷義博真宗仏光寺派宗務総長、稲井弘宣静岡県仏教会会長、奈良慈徹全日仏総務部長で、いずれも承認された。
 従来は加盟宗派・団体の代表が評議員に選出され、それぞれの意見を会に反映していたが、それができなくなったので、理事会の付属機関として加盟宗派、仏教会・仏教団体による二つの代議員会議を設け、そこに役務理事を二人派遣することにより加盟団体との連携を保つこととなる。
 審議では、評議員選定委員会の権限が強過ぎるのではないか、評議員の解任要項が記載されていないのは不備ではないか、などの問題が指摘され、当局と
・・・・

 

以降は新聞をご覧ください

 

平成22年度宗教法人実務研修会
トラブル事例から留意点学ぶ
文化庁/東京都



開会で挨拶する文化庁文化部宗務課の井上示恩宗教法人室長=9月14日、東京・千代田区の明治大学リバティホール

 

 公益法人としての意識向上、事務能力向上を目指し、宗教法人の管理運営の適正化を資するため、文化庁/東京都主催の平成二十二年度第一回関東甲信越静地区宗教法人実務研修会(協力=日本宗教連盟、東京都宗教連盟)が九月十四、十五の二日間、東京千代田区の明治大学で開催された。参加したのは宗教法人役員、法人法務担当者、東京都宗教連盟役員、関東甲信越静宗教法人実務担当者ら五百人で、七講義、二会計演習が実施された。東京開催を皮切りに全国五地区九カ所で開催され、関東甲信越静地区は二回開催される。
 開会で文化庁文化部宗務課の井上示恩宗教法人室長は「宗務行政には基本的人権である信教の自由の厳守が求められ、それは所轄庁と宗教法人との信頼関係に基づく。本日参加の法人は法令に従った適正な運営をしていると承知しているが、一部心ない法人のトラブルが報じられると、宗教そのものや宗教法人制度に対する国民の信頼を失うことが危惧される」と語り、全法人に適正な管理運営を求めた。
 佐藤丈史日本宗教連盟事務局長は二年前に施行された公益法人制度に触れ「同制度には公益目的事業二十三項目が定められているが、宗教活動は入っていない。宗教法人は公益法人でない錯覚に陥るが、宗教法人は宗教活動こそ最大の公益法人である。つまり、国や自治体が干渉できない部分を宗教界は背負っている。参加法人は未参加法人へ研修会参加の意義を伝えて欲しい。それが宗教界の自浄につながる」と述べた。
 講義Tは井上室長が「宗教法人の管理運営について」と題し、文化庁編「宗教法人の管理運営」に沿って講義し、項目によってはトラブル事例を出し注意を喚起した。宗教法人法は性善説に立っていることから、従来の講義は原則的に解説だったが、一〜二年前、宗教法人から「失敗談の解説により宗教法人法の理解を深めたい」との要望が出たことによる。以下は紹介されたトラブルの事例。
 信徒無視の法人運営を行った例=外国人の代表役員がある信徒に法人運営を託して帰国した。この信徒は自らを代表役員として登記後、信徒でない人物を責任役員に任命し、信徒を無視した法人運営を行った。信徒は規則に従い信徒を責任役員に任命するよう要求したが、責任役員はこれを無視し、さらに信徒に対し法人施設への立ち入りを禁止したため、
・・・

 

<2面>

  • 教皇エリザベス2世女王と会見
    13万人が歓迎、ミサに7万人
    イギリス

  • 第33回国際自由宗教連盟世界大会
    ダライ・ラマ法王が講演
    インド

 

<3面>

  • NPO法人にっぽん文明研究所 奈良泰秀代表に聞く
    日本古来の「死の文化」を見直せ
    増え続ける直葬・家族葬
    伝統的な神葬祭の普及を

 

<4面>

  • 内野法主第52代管長就任祝賀会
    「愛される日蓮宗」目指す
    日蓮宗

  • 赤城神社で本殿竣工奉祝例大祭
    3面ガラスの新スタイルに

<5面>

  • 専攻研究論文発表国際大会
    4ヵ国11人が発表
    神道国際学会

  • 世界平和を祈るつどい
    モスクに響く世界平和の祈り
    世田谷宗教者懇話会

 

<6面>

  • 人・曹洞宗來福寺住職 射手信雄師
    寺の活動で平和な町づくり
クョスコニョ    [1] 
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