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平成22年9月5日号[天地] |
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八月下旬の土日、地域の氏神さまのお祭りがあった。二つの自治会でお守りしており、今年はわが自治会の当番で、主に護番と呼ばれる六人と班長五人がお世話する▼朝七時に全員が神社に集まり、境内の掃除。男性たちは生い茂った草やつる、笹を草刈り機で刈り、女性たちは境内を掃き、護番は社殿をきれいにする。その後、護番はお供え物を準備し、ほかの人たちはテントを張り、神楽殿の前にござを敷き座卓を並べる。夕方からのお接待の用意だ▼前夜祭の神事は午後五時半から。市内の大きな神社の神主がやってくる。神事が終わるとお饌米とお神酒を頂きながら、しばし談笑する▼家族連れが集まりだすと、うどんとかき氷のお接待を始める。神楽殿では女性三人の大正琴の演奏が始まった。愛唱歌をみんなで歌う。次は、銭太鼓というにぎやかな踊り。四人の女性が鈴の付いた棒や派手な傘を回しながら踊り、聴衆から拍手が送られた。その晩、護番は社殿で徹夜する▼日曜日は朝十時半から神事で、これが本祭。すべて終了すると、護番と班長たちで後片付けをする。午後二時から自治会館で反省会。班長たちが用意した、お供えの鯛の切り身を入れたキュウリの酢の物とうどんを食べながら。今年は玉串料が多く、収支はとんとん、御神酒を希望者に売ると黒字になる、と発表すると歓声が上がった。
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