総計: 1447005  今日: 98  昨日: 202       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 天地平成26年 
 天地平成25年 
 天地平成24年 
 天地平成23年 
 天地平成22年 
 天地平成21年 
 天地平成20年 
 天地平成19年 
 天地平成18年 
 天地平成17年 
 天地平成16年 
  メニュー
最新号案内
社説
天地
お申し込み
訂正記事
  リンク集
    宗教界
 購読お申し込み・お問い合わせはこちらフォーム入力できます!
こちらまで
  検索エンジン
記事が検索できます!
  平成22年9月20日号[天地]
   二カ月ほど前、伯父から、法事の相談をしたいからすぐ来るようにとの電話。駆けつけると、伯父は暦を広げ、何か計算していた。「わしが元気なうちに父母の五十回忌を、少し早いがやっておきたい」との話。呼ぶのは子供と孫で、お包み、お供えは不要だと言う。長兄だった私の父は四十年ほど前に亡くなっていて、伯父は一族の長老。調べると、祖父の死から四十七年、祖母の死からは四十年だった▼二年前、脳梗塞を患った伯父は、運転免許証を返納し、自宅療養しながら透析に通っている。それまでは、夫婦で桜前線を追って全国を自動車旅行していた。その場で寺の院主に電話し、法事の日取りを決めた▼混乱はそれから。該当者に電話すると、手ぶらでは行けないと言う。伯父の家族からは、「最近、独断が過ぎて周りが迷惑している」と危ぶむ声が。伯父も弱気になったのか、「院主がダメだと言えばやらない」と言いだした。勿論、院主はダメとは言わない。「気の済むようにやらせてあげたら」と。おまけに、寺の本堂を使えばいい、と商売っ気を出すので、「私の家の仏壇の前でやりたいのやから」と断った▼当日集まったのは三人の伯父伯母と十二人のいとこで、四十年ぶりの顔も。二時間の三部経と茶菓子の一時間。楽しいひとときに伯父も満足げで、帰り際、「ありがとう」と言われた。
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成22年10月5日号[天地]
 次のテキスト: 平成22年9月5日号[天地]
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.