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平成22年10月20日号[天地] |
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「えーやさー、やっこまかせー、ささ、よいやさのさ」。十月十四日から十七日の八幡様の本祭りまで、町内の家を練り歩く奴行列の声が響いた。八百数十戸、二十余の自治会のうち、今年の奴は天地子の自治会が二十年ぶりの当番。数カ月前から準備を始め、二晩は長老を迎え実技指導を受けた▼奴行列の先頭は二人のお提灯。独特の振りに民謡や演歌、祭りの案内口上で先導する。それに二人の傘持ちが続き、家の玄関を傘でお祓いする。次は二つの挟み箱で、重い箱を持ち上げ、じゃらじゃら音を立てる。そして八組十六人の奴たちが、白や黒、ねずみ色の毛槍を投げ合いながら続く▼拍子木で行列を率いる宰領は長老の役。三十二戸から最大八十人が出て、女性たちは食事の用意や運搬、奴行列の案内、ご祝儀の受け取りなどで活躍した。うれしかったのは若い人たちが積極的に参加したこと。知らない顔が多いので、練習の後自己紹介をしてもらった。祭りのため息子が帰省した母親は満足げな顔つきだった。天地子も二十年前、母に言われて帰ったことがある▼本祭りでは三基の神輿が本殿から御旅所まで往復するのを先導。奴たちの腕も揃い、三日間の成果が表れていた。口々に町内の人たちから褒められ、見守る自治会の人たちも喜んでいた。
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