総計: 1446822  今日: 117  昨日: 797       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 天地平成26年 
 天地平成25年 
 天地平成24年 
 天地平成23年 
 天地平成22年 
 天地平成21年 
 天地平成20年 
 天地平成19年 
 天地平成18年 
 天地平成17年 
 天地平成16年 
  メニュー
最新号案内
社説
天地
お申し込み
訂正記事
  リンク集
    宗教界
 購読お申し込み・お問い合わせはこちらフォーム入力できます!
こちらまで
  検索エンジン
記事が検索できます!
  平成22年7月20日号[天地]
   七月十日、富士宮の白糸の滝を見た。数日来の雨で水量が増し、滝の左の端は、糸と言うより布。大型バスから降りてくる観光客には中国人と修学旅行生が多い。土産屋で名物の焼きそばを食べた。富士宮やきそば学会があるほど、当地は焼きそばにこだわっている。指定された麺と油かすを使い、仕上げに削り粉を振りかけるのが特徴。確かにうまかったので、富士山本宮浅間大社前のお宮横丁でも食べた▼熊野で開かれた神社本庁伝統文化セミナーに参加した動機も、この時期なら豪快な那智の滝が見られること。期待通りで、火祭りの当日は小雨程度だったことにも恵まれた。白糸の滝では我慢したソフトクリームを、長い石段を登ったことを言い訳に食べる。濃厚な牛乳の味に、黒蜜の甘さがからみ、疲れを癒やしてくれた▼新宮への旅の余禄は中上健次。図書館に彼の資料室があり、生家跡や墓のことなど、若い女性が詳しく教えてくれた。天皇の歴史を陰で支えた人たちと文化を、彼の作品は語っている。働きながら小説を書いていた時代の、集計用紙にびっしり書かれた下書き原稿の字が、意外に整っていたことに、破天荒な生き方をした彼の、生真面目な実像を見る思いがした。彼が始めた熊野大学は、二世代を経て今も受け継がれており、今年は瀬戸内寂聴さんが記念講演に来る。中上健次の小説も、読み返してみたくなった。
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成22年8月5日・20日号[天地]
 次のテキスト: 平成22年7月5日号[天地]
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.