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社説
  平成23年3月20日号
   

第102日蓮宗定期宗会
信仰心涵養で無縁社会に対応
第2期は「三つの育成」提示

 

 

第102定期宗会。施政方針を発表する渡邊照敏宗務総長(中央)=3月8日、東京・池上の日蓮宗宗務院

 

  日蓮宗(内野日総管長、渡邊照敏宗務総長)第百二定期宗会(川久保昌耕議長、定数四十五、出席四十五)が三月八日から十一日までの四日間、東京・池上の日蓮宗宗務院で開催された。宗務総長から二十議案が提出され、平成二十三年度経常部会計予算は総額二十二億二十六万円となり前年比一億一千五十五万円の減額で原案通り可決された。四月から宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」は第二期育成活動に入る。逼迫した財政の中でどう運営していくか、難しい課題が渡邊内局に迫る。

 第一日(八日)の開会式で内野管長が導師を勤め法味言上。内野管長は「人心は荒廃し末法の世を呈しているとき、日蓮宗の存在性が求められる。宗門運動は第二期に入った。最高議決機関として闊宗の負託に答えるよう切望する」と教旨した。
 議事日程に入り並河顕周宗会事務局長から十九議案が一括上程された。総長演説後(後掲)、総長上程議案を米田宣雄財務、古河良皓伝道、塩崎望巳教務、梶山寛潮総務各部長が説明、議案は各委員会に付託された。次に伝道部、宗門運動本部など十九部署から報告があった。伝道部が提示した立正安国・お題目結縁運動第二期は、「いのちに合掌」をスローガンに但行礼拝の精神に基づき「敬いの心で安穏な社会づくり、ひとづくり」を方針とし「三つの育成」を活動の例示に置いた。
 三つの育成とは「合掌礼で敬いの心を育てる」「社会活動を推進して明るい社会を育てる」「てらこや活動で仏の心を育てる」。「寺は地域の宝とし知の蔵として地域に根を下ろすための場」と位置づけられ「インターネットの活用等、次世代への新しい布教のありかたを研鑽し寺を活性化していこう」と提示した。この方針は四月から実動に入る。
 二日目(九日)、同心会・明和会代表質問(後掲)、日比国際友好協会「立正平和祈願戦没者慰霊祭」助成金下附誓願ほか二十五の誓願、報告、通告質問が一括上程され、誓願は教務委員会に付託された。
 第三日(十日)は三件の通告質問で終え各委員会の審議が別室で続いた。最終十一日、総務委員会に付託された第一号宗務院規程中改正案は

 

以降は新聞をご覧ください

 

 

生田神社で神仏霊場会シンポジウム
日本の原風景〜誘う神仏たち〜

生田神社で開かれた神仏霊場会シンポジウム=3月6日


 近畿を中心に百五十の古社名刹から成る神仏霊場会(加藤隆久会長=生田神社宮司)のシンポジウム「日本の原風景〜誘う神仏たち〜」が三月六日、神戸市中央区の生田神社で開かれた。百五十社寺巡拝の満願者は既に二百五十人に上る。
 加藤会長は挨拶で、「日本に仏教が根づいたのには、他を否定しない、和と寛容を旨とする古くからの神道の存在が大きい。神と仏を同寺に崇拝していた精神風土を現代に取り戻すためにも、神仏融合の意味を問い直したい」などと述べた。
 最初に、宗教学者で神仏霊場会特別顧問の山折哲雄氏が「厳かにおわし坐す、かみ・ほとけ」と題し次のように基調講演した。
 神仏共存の歴史は世界でも稀で、ヨーロッパやインド、中国には見られない。日本人の宗教観は、これからの時代において重要な特色を持っていると言えよう。
 京都の松尾大社には平安時代に作られた日本最古の神像男女二体がある。日本の神々は本来、姿形を持たず、目に見えない存在なので、長い名前を持ちながら普段は記号で呼ばれ、その土地にいまし、無限に分割が可能である。こうした性質は世界の神々にはない。目に見えない神が神像に表されるようになったのは、仏教の影響である。仏像のように礼拝される像を作る必要があると考えられた。これは神道の仏教化と言えよう。松尾大社の男神坐像は翁が結跏趺坐する姿で、まさに神仏融合である。
 東大寺二月堂の修二会は、大観音と小観音を拝みながら行われるが、その二像を見た人はいない。御開帳されない完全秘仏である。本来、開かれていた仏像を隠したのは神道の影響で、仏教の神道化と言えよう。
 古くから信仰されてきた那智の滝はナイアガラの滝とは違う。後者は冒険者の金儲けに使われるなど神聖ではない。鎌倉時代に作られた国宝那智瀧図を、アンドレ・マルローは世界の名宝だと称えたが、

 

<2面>

  • 宗教衝突で11人死亡
    イスラム教とコプト教
    エジプト

  • 北部タイ布教日記[上]
    日蓮宗僧侶・上座部仏教研究センター所長 松下正弘
    生活に息づく仏教

 

<3面>

  • 式年遷宮に備える京都の神社
    上賀茂神社と下鴨神社

  • 仏映画監督 ルネ・フェレさんに聞く
    家族で「ナンネル・モーツァルト」制作
    才能を持ちながら弟の陰に生きた姉

<4面>

  • 神道国際学会神道セミナー
    外国人学者が見た「神仏」

  • 全国護国神社会定例総会
    未だ成せぬ英霊の国家顕彰

<5面>

  • シンポ「良心の囚人を救え」
    中国政府に正義はない
    内モンゴル人民党

  • 日韓トンネル推進懇談会
    東アジアの平和促す

<6面>

  • 人・日蓮宗東光山妙法寺住職 小林教一さん
    人々に宗教的高まりを
クョスコニョ    [1] 
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