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社説
  平成23年10月5日号
   

地域の絆基盤に更生保護発展を
平成23年度保護司等中央研修会
法務大臣表彰に999人が受彰
法務省


 

 

顕彰式典で受彰する功績ある保護司ら=9月30日、東京・千代田区の日本教育会館(一ツ橋ホール)

 

 

法務省、社団法人全国保護司連盟、更生保護法人全国更生保護法人連盟、更生保護法人日本更生保護協会共同主催による平成二十三年度保護司等中央研修会が九月二十九、三十の両日、東京・千代田区の日本教育会館(一ツ橋ホール)で保護司ら約五百人が全国より参加、開催された。一日目は分科会形式による事例発表と意見発表。二日目は更生保護に尽力した保護司らへの顕彰式典と講演会の日程で進められた。

 物故者への黙祷で始まった九月三十日の顕彰式典は国歌斉唱へと続き、次に谷川和穂全国保護司連盟会長が式辞。谷川会長は「我が国の更生保護制度は官民共同体制のもと広く団体の支援などの協力を得て犯罪や非行をした人たちの更生と犯罪・非行防止に取り組み多大な成果を上げてきた。最近の統計によると出所後に居住先がない人ほど再犯し易い。社会に居どころがあることが立ち直る要素となる。東日本大震災を通じ家族・地域の繋がりの大切さを再確認できた。地域の絆を基盤とする更生保護制度の重要性を深く心に刻み、取り組んでいく決意である」と式辞した。
 表彰式に移り平岡秀雄法務大臣より九百九十九人が法務大臣表彰を受彰。受彰者を代表して澁谷嘉甫氏(神戸)に表彰状と記念品が授与された。全国保護司連盟会長表彰は千三百一人。代表で熊本の須賀とよこ氏に谷川会長から表彰状が授与された。次いで四十六人が更生保護法人全国更生保護法人連盟理事長表彰を受彰。本江威憙理事長から代表の香川正和広島県更生保護法人ウィズ広島施設長に表彰状が授与された。
 更生保護に関する学術的研究、広報宣伝に優れた功績のあった個人または団体を顕彰する瀬戸山賞には炭谷茂・社会福祉法人恩賜財団済生会理事長(元環境事務次官)、精神科医の清水幸彦氏、秋田・男鹿地区保護司会ほか六保護司会が受賞。代表で清水氏が今井敬日本更生保護協会理事長から表彰状と記念品が贈呈された。炭谷氏は刑務所出所者を含めて社会的に孤立し、あるいは排除されている人々を地域の一員として包み支え合うソーシャルインクルージョンの普及に努めたことが評価された。清水氏は永年精神科医として多数の更生保護施設入所者や保護観察対象者の治療に携わり、罪を犯した精神障害者の社会復帰支援に寄与した。
 男鹿地区保護司会の功績の概要は平成十年、保護司会と少年保護育成委員が中心となって、男鹿市北部青少年健全育成連絡協議会を発足させ、同市東部地域と南部地域に連絡協議会を発足させ全域に展開した。
 瀬戸山賞は更生保護事業の発展に大きく貢献した故瀬戸山三男元法相の功労を記念して創設され、本年で十三年目となる。
 受彰者を代表し保護司の村井良和氏(盛岡)が謝辞。村井氏は「打ち続く災害により数多くの更生保護関係者、保護観察官も大変厳しい状況にある。受彰者一同はこれを機に研鑽に励み、心の灯を大切にして更生保護の道を歩んでいく」と決意を表明した。
 最後に平岡法務大臣が挨拶。平岡大臣は昼夜を分かたず活動する保護司等に敬意と謝意を表したのち「被収容者の再犯率は依然として高い水準にある。その要因は高齢者、障害者など困難を抱える人の増加や、出所後適当な居住先、就労先が見つからない人が
・・・

 

以降は新聞をご覧ください

 

 

フォーラム「生きる作法・死ぬ作法」
生老病死すべてがドラマだ!
善通寺


総本山善通寺の遍照閣で

行われた心と命のフォーラム=9月30日、香川県善通寺市


 

香川県にある浄土真宗本願寺派称讃寺の瑞田(たまだ)信弘住職がプロデュースする心と命のフォーラム「生きる作法・死ぬ作法」の第五回が九月三十日、善通寺市の真言宗善通寺派総本山善通寺で「生老病死すべてがドラマだ!」をテーマに開かれた。参加者は約五百人。
 樫原禅澄善通寺管長は「仏教は生老病死から始まった」と語り、戒律が厳しい南伝(上座部)仏教に比べて北伝(大乗)仏教は緩やかで人生を楽しもうとすると説明、「お大師さん(空海)は酒も風邪の予防に飲んでもいいと言った。釣りが好きだった私の父は、友達に坊さんが釣りをしてもいいのかと聞かれ、南無大師遍照金剛と唱えてやるので魚もわしに釣られたほうが幸せやと答えていた」と話した。また、「釈迦は死など形而上学の話には無記で答えた。お大師さんも、人がどこから来てどこへ行くかは分からないと言ったが、いい所に行こうという浄土的な言葉も残した。死があるから楽しく生きたいと思うのではないか。子供にも祖父母などの死は見せたほうがいいと思う」と述べた。
 奈良に住む映画作家の河瀬直美氏は、生前に離婚した父が坂出市の出身で、飯野山(さぬき富士)のふもとにある墓にお参りしてきたことから話し始めた。その後、母とも別れ、母方の祖父母に育てられたことから、家族のつながりを探すような映画を作るようになった。「お墓の近くの人がお花をくれた。日本人のよさは多く残っているので、映像にして次の世代に伝えたいと思う」と語った。
 宗教学者の山折哲雄氏は、大病をした時に主治医から聞いた医者の三原則「止める、褒める、さする」を説明した。まず痛みを止める。褒めて患者の自己回復力を高める。治療の仕様がなくなるとさする。そこから山折氏は「人の心の痛みを止め、いいところを探して褒め、さするような人間関係をつくることが高齢者には必要だ」と語った。
 瑞田住職は、「今は人間関係が希薄になっているが、全国に七万以上ある寺が昔のように人々の集まる寺になれば地域社会もよくなる。それには葬儀、法要だけでなく人々の生き方に僧侶が積極的にかかわる必要がある」と話した。
 河 監督の映画「玄牝(げんぴん)」は、妊婦が共同生活をしながら自然分娩をする愛知県岡崎市の吉村医院が舞台のドキュメント。山折氏は「玄牝は子宮のことで老子に出てくるすごい言葉で、老子は子宮に宇宙エネルギーの根源を見ていた。産みは苦しみだが快楽でもある。そんな思想を河瀬さんは私の年齢の半分なのに持っているので、応援している」と作品を紹介した。
 河瀬氏は、満州からの引揚者だった祖父母の苦労を聞いて育ち、それを何も知らない次の世代に伝える必要があると思ったという。また、自身も離婚し、一人息子を育てながら祖母を介護する厳しい生活の中、恩師の夫人が毎日、夕食を届けてくれ、お礼は受け取らず
・・・

 

<2面>

  • 皇出身国ドイツを司牧訪問
    メルケル首相らと会見

  • 教皇と首位権問題討議
    ヒラリオン府主教は慎重
    ロシア正教会

 

<3面>


  • 諏訪神社御鎮座1200年祭
    伝統文化守る決意新たに
    立川市

  • 第一回彌勒神業講演会
    浄霊と十草生活による心身の健康

<4面>

  • ドナルド・キーン氏が講演
    日本人と共に生きたい
    中尊寺

  • 大宮八幡宮例祭
    日本の心立て直す好機
    東京・杉並

 

<5面>

 

  • 鎌倉・鶴岡八幡宮の例大祭
    鈴虫の音響く本殿で

  • 秋季永代経法要で山折氏ら講演
    「震災の中を生きる」
    香川県称讃寺

<6面>

  • 人・戸畑祇園大山笠振興会会長 田中淳さん
    北九州の祭りを釜山へ
クョスコニョ    [1] 
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