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平成23年7月5日号[天地] |
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一日乗り放題一万円というJR東日本パスで六月十九日の日曜日、福島県会津若松市に行ってきた。赤瓦が美しい鶴ケ城(若松城)や白虎隊の墓がある飯盛山はそこそこの人出で、いろいろなところに「福島がんばれ」の看板もあったが、市内は閑散としていた。もっと観光に行かないといけない▼曹洞宗天寧寺の裏山を登ると近藤勇の墓があった。ここでも戊辰戦争を戦った土方歳三が近藤の遺体の一部を葬ったという。記者の前に一組の若いアベックが、後から高齢の男性がお参りしていた。ちょっとした人気スポットなのだろう。うれしかったのは、長編小説『会津士魂』を書いた早乙女貢の墓があり、「会津士魂」の石碑が建っていたことだ。野性味あふれる生前の風貌を思い出した▼JR磐越西線の猪苗代駅の近く、磐梯山のふもとに保科正之が祀られている土津(はにつ)神社がある。鳥居が白く塗られているのは鎌倉宮と同じだ。土津は正之の霊神号で、「死後は磐梯山の神を祀る磐椅(いわはし)神社の末社となる」のを望んでいた。磐椅山は磐梯山の古名▼奥の院が墓所だというので登ると、これがかなりの距離。石塔の両側にある石灯籠の左側の傘が落ちていたのは、地震のためだろうか。磐椅神社は土津神社から車で五分、鬱蒼とした森の中に、訪れる人もなく静まり返っていた。
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