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社説
  平成24年3月20日号
   

宮城県石巻市で神社本庁の慰霊祭
震災犠牲者に鎮魂の祈り
心合わせ地域社会の再生を


 

 

石巻市日和山公園で行われた神社本庁の東日本大震災物故者慰霊祭=3月11日

 

 

 

 一万九千九人の死者・行方不明者を出した東日本大震災から一年の三月十一日、政府主催の追悼式が天皇、皇后両陛下のご臨席を得て東京・千代田区の国立劇場で営まれたのをはじめ、全国各地で追悼・慰霊の催しがあった。被災地の宮城県石巻市では同日午後二時から、神社本庁(田中恆清総長)主催の東日本大震災物故者慰霊祭が、全国の神社関係者が参列し厳粛に執り行われた。会場の日和山公園からは津波で家屋や工場が流された海岸地帯が一望でき、多くの市民らが花を供え、祈りを捧げていた。

 式典は田中総長が斎主を務め、本庁参事・主事・録事をはじめ東北の宮城・福島・岩手・青森・山形・秋田の各県神社庁代表らが祭員となり、宮城野雅楽会の奏でる雅楽に合わせて執り行われた。日和山は旧北上川の河口にある六十メートルほどの丘陵で、古くから開けて住宅地があり、山頂には鹿島御児神社が鎮座している。太平洋を望む同社境内に大型テントが二張り建てられ、海に向けて神棚が設置されていた。
 参列者全員で、犠牲者への慰霊と鎮魂の思いを込めて大祓詞を奏し、慰霊祭が始まった。最初に修祓があり、斎主による招霊の儀に続いて、神前に饌が供えられ、斎主が祭詞を奏した。
 祭詞では、思いがけない大地震と津波で犠牲になった多くの御霊に、心からの哀悼の思いと安らかに鎮まれるよう慰霊の言葉が奏上されていた。
 斎主が玉串を奉り拝礼したのに続き、北白川道久神社本庁統理が、そして参列者を代表して石巻市・飯野山神社の及川祐幸宮司に合わせ、参列者全員がが玉串を奉り拝礼した。
 その後、饌が撤せられ、斎主が昇霊の儀を奉仕し、午後二時四十六分に合わせて全員で黙祷を捧げ、式典は終了した。会場外でもサイレンに合わせ、多くの市民が黙祷していた。

北白川道久神社本庁総理

 

 最後に、北白川統理が主催者挨拶、「昨年の震災により帰幽された方々に改めて衷心より哀悼の誠を捧げ、御霊が安らかなることを祈念申し上げる。ご遺族・ご親族らの悲しみは一年を経てもなお深いものがある。被災し、今なお不自由な生活を余儀なくされている方々にお見舞いを申し上げ、被災地の一日も早い復興を祈りたい。神社本庁としては、被災地復興には人と人との絆を深め、・・

日和山公園展望台の柵に花を供え祈る人たち

 

 

以降は新聞をご覧ください

 

 

震災物故者一周忌・復興祈願法要
光明寺で日韓合同の祈り
鎌倉市


 震災物故者一周忌・復興祈願法要
光明寺で日韓合同の祈り
鎌倉市

 

 

 三月九日、韓国から韓日佛教文化交流協議会の一行を迎え、日韓合同の「東日本大震災物故者追悼一周忌並びに被災地復興祈願法要」が鎌倉市の浄土宗大本山光明寺で営まれた。主催は大本山光明寺、日韓仏教交流協議会、韓日佛教文化交流協議会などの五団体で、両国の団体は三十年以上、交流を続けている。
 韓国側は大韓佛教曹溪宗、大韓佛教観音宗、韓國佛教太古宗、大韓佛教眞覺宗を代表する僧侶や婦人部など五十人、日本側を合わせ約二百人が光明寺大殿で物故者の慰霊と復興祈願をした。
 開式で西郊良光日韓佛教交流協議会理事長は、昨年五月に韓国仏教代表団が来日して東日本大震災慰霊法要が行われた際、多大な義捐金が寄せられたことに触れ謝意を表した。
 法楽の中、日韓佛教交流協議会の宮林昭彦会長(大本山光明寺法主)が大導師として一山式衆とともに入堂。茶道松風花月流の高野楓石家元と門下生による献茶ののち、三奉請、懺悔偈、南無阿弥陀仏・十念を唱え、宮林会長が表白文を奏上。その中で、被災時の阿鼻叫喚に記憶を巡らせながら「悲嘆愈々深し」として「一周忌を迎え物故者の鎮魂と復興の早からんことを」と祈願した。
 さらに浄土宗総本山知恩院の伊藤唯真門主の追悼文が読み上げられ、「被災者の方が精いっぱい生きることは、自らの命に向けての祈りであると共に亡くなられた方への供養であり、自分でできる支援の網の目を多くの人に結び、再興に役立てるように」との意が伝えられた。豊岡鐐尓浄土宗宗務総長、八木季生大本山増上寺法主からの追悼文も仏前に供えられた。
 韓国側からは韓日佛教文化交流協議会の印空副会長(韓国佛教太古宗総務院長)の追悼文が「放射能流出地域に駆け付けた人たちの犠牲は大慈悲心の発露で、韓国国民と仏教徒は日本国民の苦しみを分かち合うべく努力している。これ以上の犠牲が発生しないよう佛菩薩に祈願する」と奉じられた。続いて同協議会の李泓坡副会長(大韓佛教観音宗総務院長)により発願文が奉唱され、光明寺攝受和讃、開経偈が唱えられる間、参列者の焼香が行われた。
 物故者の霊名簿が読み上げられ、一切精霊偈、南無阿弥陀仏・十念ののち和讃の奉詠がなされ、摂益文・念仏一会に続き、「六字詰念仏」が唱えられ、代表者の焼香が続いた。
 日本側交流協議会の藤田隆乘副会長(大本山川崎大師平間寺貫首)が謝辞に立ち「世界中からの援助に、国境を越えた人と人との・・・

 

 

<2面>

  • バチカンで四旬節の説教開始
    信仰の巨人からのメッセージ語る

  • 連載2 イスラムの真実
    平和政策研究所主任研究員 山崎喜博
    政教関係を文明的課題に

 

<3面>

  • 初めての熊野奥駆け行体験記(上)
    日本経営道協会「山の修行道場」
    険しい山道をひたすら歩行禅

<4面>

  • 源氏の故地を訪ねる
    頼朝は河内源氏の生まれ
    摂関藤原氏との深い関係

<5面>

  • 立正安国・お題目結縁運動
    第2期は次世代教育に重点
    日蓮宗定期宗会

  • 東日本大震災1年目の祈り
    神仏基3宗教が合同し
    鎌倉  建長寺

<6面>


  • 映画・ヘルプ  心がつなぐストーリー
    1人の勇気が社会を変える

  • 美術・「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展
    「ほつれ髪の女」など日本初公開
クョスコニョ    [1] 
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