総計: 1451204  今日: 65  昨日: 190       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 天地平成26年 
 天地平成25年 
 天地平成24年 
 天地平成23年 
 天地平成22年 
 天地平成21年 
 天地平成20年 
 天地平成19年 
 天地平成18年 
 天地平成17年 
 天地平成16年 
  メニュー
最新号案内
社説
天地
お申し込み
訂正記事
  リンク集
    宗教界
 購読お申し込み・お問い合わせはこちらフォーム入力できます!
こちらまで
  検索エンジン
記事が検索できます!
  平成24年3月5日号[天地]
   今時の麦踏みはトラクターにコンクリート製のローラーを付けて行う。狭い田んぼは、バギー車のような二輪車で小型のローラーを引っ張る。遊んでいるように見えるが、寒風の中でかなり大変だ。私は仲間たちと、うどん用の小麦と大麦、裸麦を八町ほど作っている▼麦踏みは、春先に霜柱で浮き上がった土を押さえ、根の張りをよくするためだが、それだけではない。麦の不必要な生長を抑え、根に近い茎の節から新しく茎が出る分けつを促すためで、傷ついた麦は、病原菌の侵入を防ごうとして、葉や茎で植物ホルモンのエチレンを生成する。これが、茎の肥大や生長を抑制し、根の量を増やし、分けつ促進をもたらすという▼冬にまいた麦を収穫するのは梅雨の頃で、病気が発生しやすいため、できるだけ丈夫な麦を育てる必要がある。麦踏みは、そのために先人が始めた、日本独特の農法なのだ▼農業は天候に左右されることが多く、今年は雨に泣かされている。麦は乾燥を好むので、田んぼに湿気が多いとうまく生育しない。溝を開けて水はけを良くし、麦踏みの後は土入れをして、不要な分けつを抑え、一斉に出穂、成熟するようにする▼麦は踏まれて強くなることから、小学校の文集に「麦の子」と名付けたことがある。厳しい時代を、麦のようにたくましく生きていきたい。
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成24年3月20日号[天地]
 次のテキスト: 平成24年2月20日号[天地]
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.