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平成24年9月20日号[天地] |
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NHKの大河ドラマ「平清盛」は、源頼朝が父・義朝のために建立した菩提寺・勝長寿院の新柱を立ち上げる場面で始まった。当時は「大御堂」とも呼ばれ、現在もその名が地名として残っている。鶴岡八幡宮で大体の場所を聞き、訪ね歩いたが分からない。地元の人に聞いても知らないと言う▼あきらめて鎌倉駅に帰ろうと思うと、萩の花で有名な宝戒寺があったので入った。花は三分咲きで夏の芙蓉がまだ残っていた。御本尊は地蔵菩薩で、寺域は北条義時以来の歴代の鎌倉幕府執権の屋敷地跡という。花好きの中年婦人のグループに芙蓉の話をしていた住職風の人に、勝長寿院のことを聞くと、大御堂橋を目標に行きなさいと教えられた▼気を取り直して帰ってきた道を歩き、信号機に大御堂の名があるのを見て、そこを右に曲がると、大御堂橋があった。下の川にはたくさんの鯉が泳いでいる。橋を渡ると、川端に文覚上人屋敷跡の碑があった。そこで孫と遊んでいた老婦人に勝長寿院のことを聞くと、義朝の墓なら知っているという。石碑らしいものもあるというので、教えられた道を山のほうに歩くと、五分ほどで勝長寿院跡の石碑があった。横に義朝と鎌田政家の墓がある。主従二人の無念が思い起こされた。
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