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社説
  平成25年4月5日号
   

大本山増上寺で御忌大会
法然上人の恩徳を鑽仰
ただ一向に念仏すべし

 

 

庭儀式を勤める野口善教・群馬浄運寺住職=4月5日、大本山増上寺

 

 

 。日中法要の唱導師は群馬教区の野口善教・浄運寺住職。午後一時半、唱導師旗を先頭に木遣→寺侍→巡検→随喜寺院→吉水講→百味講→稚児→式衆→会奉行→唱導師→法類随喜寺院の順で黒門を進発、大殿に歩を進める。唱導師が三門をくぐると三門楼上から無数の散華が舞い降り唱導師の晴れた姿を祝福した。
 随喜寺院、式衆百人が大殿前庭儀台を整列して囲む。唱導師は庭儀台に上がり十方諸仏の降臨と本日の法要の無事円満成就を願い庭儀式を勤めた。随喜諸上人、法類、寺族らが大殿に入堂、最後に七九袈裟を被着した唱導師は外陣を埋め尽くした群馬教区檀信徒が合掌して迎えるなか入堂した。唱導師は本尊阿弥陀如来・法然上人尊像に礼拝して着座。八木法主は唱導師に払子を授け導師を野口上人に一任した。八木法主は参詣者に十念授与後「野口上人は念仏弘通に尽力した」と野口上人の功績を讃えて退堂。
 次に野口唱導師は登高座し供物を清める洒水の儀へ。清められた供物は百味講によって尊前に供えられた。引き続き稚児潅頂。稚児は「健やかに成長するように」との願いが込められた智慧と慈悲の浄水を唱導師から授けられた。寺族による献茶、献菓につづき法然上人の徳を讃える『坦読書』が奉読される。
 随喜寺院・法類・増上寺総代らが指名、焼香されるなか、法然上人御遺訓『一枚起請文』を奉読、続いて笏で拍子をとる念仏行道が内陣で繰り広げられた。この儀式は後柏原天皇時代の四百六十年前から伝わる古式床しい儀式である。最後に浄運寺開山上人、中興諸上人、先祖代々一切の諸精霊、団参寺院に対して供養の誠が捧げられ五日の日中法要は閉式となった。
 法要に先立ち増上寺布教師会会長の池田常臣・圓福寺住職(埼玉春日部)が説教。池田上人は法然上人の法語『一紙小消息』の一節「十方に浄土多けれど西方を願うは 十悪五逆の衆生の生まるる故也 諸仏のなかに弥陀に帰したてまつるは 三念五念にいたるまでみずから来迎し給う故也 諸行のなかに念仏を持ちうるは 彼の仏の本願の故也 いま弥陀の本願に乗ずることは 信心の深きによるべし」を教材にして「十の悪い行い、五つの悪い行いをして罪を犯す自分であるが救いを戴け、往生を戴けるのだ。沢山の仏がいるけれど阿弥陀様を信じ、阿弥陀様に任せ、阿弥陀様に帰依し奉るなら、たとえ臨終の三遍五遍の念仏であっても、間違いなく阿弥陀如来は御自らその人のところに迎えにきてくれる。『諸行のなかに念仏持ちうるは』とは
・・・・

東京国立博物館で「国宝 大神社展」 
神々の世界が一堂に


 

 

 第六十二回伊勢神宮式年遷宮のクライマックス、大御神が本殿から新殿に遷る「遷御の儀」を今秋に控え、全国の神社から貴重な宝物や文化財を集めた「国宝 大神社展」が、四月九日から東京・上野の東京国立博物館で開催されている。全国各地の神社などから貴重な神像や神宝が集められ、さながら日本の神々の世界を目の当たりにすることができる。
 国学者の本居宣長は『古事記伝』の中で、「さて凡そ神とは、古の文どもに見えたる天地のもろもろの神たちを始めて、そを祀れる社に坐す御霊をも申し、又人はさらにも云わず、鳥獣木草のたぐひ海山など、その他何にまれ、世の常ならずすぐれた徳ありて、かしこき物を神とは云なり」と述べている。
 日本人は古来から、自然の中に人知を超えた何者かの働きを感じ、それを神として崇め敬ってきた。亡くなった祖先たちはやがて神となり、子孫を見守っていると考えられ、そうした神々に祈りをささげる信仰の形が、社や神像、神宝となって表現されている。日本人の心のかたちとも言えよう。それには、仏像や仏具、仏画に寺という建築物や音楽などを伴って渡来した仏教の影響も大きい。
 展示は六章から成り、第一章「古神宝」では、祭神を人になぞらえた装束や調度、武具などが展示され、当時の美意識、最高の技術が結集されている。国宝表着白地小葵鳳凰模様二陪織物は、源氏の氏神、鎌倉の鶴岡八幡宮に伝わるもので、鎌倉時代の女房装束である。
 第二章「祀りのはじまり」では、奈良・山ノ神遺跡と福岡・沖ノ島祭祀遺跡で発掘された史料が展示されている。第三章は絵図などによる「神社の風景」、第四章は「祭りのにぎわい」。第五章「伝世の名品」は、千葉・香取神宮の国宝海獣葡萄鏡などの宝物が目を引く。
 第六章は「神々の姿」御神像である。現存する最古の神像は、松尾大社の重要文化財男神坐像、女神坐像で、そこから九世紀当時の貴族の姿をうかがうことができる。
 国宝家津美御子大神坐像は、・・・

 

<2面>

  • 復活祭メッセージと祝福送る
    キリストを通し全世界に平和を
    教皇

  • 新連載・文明間の連帯を目指して(1)
    平和政策研究所主任研究員 山崎喜博
    諸宗教の調和探る国連

<3面>

  • 花まつり特集
    曹洞宗報四恩精舎で大震災法要
    3・11を日本が変わるきっかけに
    野田大燈・喝破道場理事長に聞く

<4面>

  • 市民がつくる「支え合いのまち」
    大阪・羽曳野市で宗教者らがシンポ

  • にっぽん文明研究所セミナー
    古代神儀の実演と講話

 

<5面>

  • 鶴岡八幡宮で献詠披講式
    特選3首を雅に披講
    鎌倉市

  • 傳通院で春季彼岸大法要会
    念仏の道整えた聖冏上人

<6面>

  • 人・アクリルアート作家 林果さん
    みんなに慰めと癒やしを
クョスコニョ    [1] 
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