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社説
  平成25年6月20日号
   

第43回一隅を照らす運動東京大会
他を利するは慈悲の極みなり
34年伝教大師千200年大遠忌
天台宗東京教区

 

 

挨拶する福恵善高・総本部長(中央)。左から杜多徳雄・東京本部長、小堀光實・比叡山延暦寺副執行、阿純孝・天台宗宗務総長=6月14日、東京・浅草公会堂

 

 

 「生命・共生・奉仕」を「実践三つの柱」とする天台宗の社会啓発運動第四十三回一隅を照らす運動東京大会(主催、天台宗一隅を照らす運動東京本部=天台宗東京教区宗務所内)が六月十四日、浅草公会堂で宗徒千五百人が参加し開催された。宗徒は伝教大師の教えに従い一隅を照らす運動をする人になろうと志を新たにした日となった。同運動は国内にとどまらずタイ、インドに「教育里親制度」を開始、教育費の支援事業も展開している。ラオスでは学校建設に取り組み現在まで二十三校の建設を支援した。

 叡山講福聚教会東京地方本部会員による「比叡山佛道讃仰のご和讃」「比叡山讃仰のご和讃」詠唱で始まった大会は緞帳が上げられ法要へ。伝教大師最澄肖像図に灯明が灯され法要が始まる。ライトに照らされた散華が二階から舞う。さながら極楽浄土が実現したようで会場がどよめく。
 導師、神田秀順・輪王寺門跡寛永寺住職、式衆が煌めく散華を肩で受けながら会場から舞台へ上がる。伝教大師に拝礼、着座。般若心經などを読誦、釈迦牟尼如来・高祖天台智者大師・宗祖根本傳教大師の寶號を唱和し法要を滞りなく終えた。法要後、神田住職は「人が一人でなせることは小さいが大勢で力を合わせればより多くの人の為にすることができる」と同運動の原点を説いた。
 杜多徳雄・東京本部長が「東日本大震災から二年三カ月が経った。三月十一日は被災地で三回忌法要を厳修した。復興は道半ばである。引き続き復興支援を続ける。本大会を通じて今一度いのちを考えて欲しい」と主催者挨拶。
 来賓の阿純孝・天台宗宗務総長は「比叡山では平成二十四年から三十四年まで十年かけて四人の祖師を鑽仰する『祖師先徳鑽仰大法会』を営んでいる。二十五年は慈覚大師千百五十年御遠忌である。慈覚大師は中国から聲明、写経、念佛を持ってきた。慈覚大師が開基した寺院は全国に六百カ寺以上にのぼる。二十八年は浄土宗、浄土真宗のもとをつくった恵心僧都千年御遠忌で、二十九年は回峰行の始祖相應和尚千百年御遠忌にあたる。三十四年は伝教大師最澄千二百御遠忌と続く。だから十年間、切ることが出来ない。
 大法会のテーマは道心と山川草木皆仏の二つを掲げている。道心とは仏様になろうとひたすら努める心。仏には中々到達できないが仏様だったらどう考え、どう行動するか、考えるだけでも道心の一つだ。山川は全てが仏様の姿を現している。全ての生き物が地球船に乗っていると考えればいい。そこに争いはなく、助け合っていく。いのちを大切にする、隣を大切にする、その精神で十年間を進んで行こう」と激励の言葉を贈った。
 小堀光實・比叡山延暦寺副執行は母親から教訓を受けた少年時代の苦い経験を話した。親の心を察しない小堀少年は母親から「『辛い』と『幸い』の違いは頭に横棒一本やりを加えること。その槍を何と言うか」と詰問される。答えに窮する小堀少年に母親は「その槍を『思い遣りだ』と諭す。「一隅を照らす運動の心は他人への思い遣りだ」と結んだ。
 福恵善高・一隅を照らす運動総本部長は「恵心僧都著『観心略要集』のなかに『人の心は水の器に従うごとし。器四角ければ水四角になり、器丸ければ水丸くなり』と指摘している。人間は環境に左右される。伝教大師も『決心して修行しても環境によって決心が揺らぐ』と警告している。環境は大事である。私たちは仏の心をもつ環境づくりをしていこう。その心を家庭に地域に広げていこう」と語った。
 次に一隅を照らす精神で日夜実践している十四人の檀信徒が東京本部長表彰を授与された。
 第二部は講演。難病に苦しむ子供の治療にあたり、子供の死に真摯に向き合ってきた細谷亮太・聖路加国際病院小児総合医療センター長が「今、伝えたい『いのちの言葉』」と題して話した。重い心臓疾患を抱え八歳の時にドイツで心臓移植、十五歳で人工呼吸器で声を失い、父母のもとにいたいため人工透析を自ら拒み、十八歳で亡くなった華子さんと子供が亡くなる時の父母の姿を追ったNHKドキュメンターリを放映した。限られた命と知りながら「私の尊敬できるパパ、ママでいてね」と手紙を
・・・

猪瀬東京都知事が祝辞
自信を日本人の中に取り戻す
日枝神社


茅の輪をくぐり本殿に参進する猪瀬直樹氏子崇敬会長(前から2人目)=6月15日、東京・永田町の日枝神社

 

 

 東京・永田町の日枝神社(宮西惟道宮司)で平成二十五年の例祭奉幣が六月十五日、宮西宮司斎主のもと氏子崇敬者・神職三百人が参列し厳粛かつ盛大に斎行された。神社本庁献幣使として田中恆清総長(石清水八幡宮宮司)が参向した。
 前日の梅雨空から一転、真夏日を感じさせる暑い陽射しが射し込む境内。十時四十五分、一番太鼓が境内に鳴り響く。宮司・祭員、献幣使・随員、舞姫、日枝神社役員、昇殿者らが夏越大祓の茅の輪の前で修祓、そののち茅の輪をくぐり本殿に参進。
 宮司一拝に倣ならい参列者も一拝で祭事開始となる。十を超える山川の幸が神前に供えられると、宮司は「聖寿無窮 万民豊楽 天下泰平 国土安穏」を祈願する祝詞を奏上。次に奉幣の儀が行われ奉幣が奉られた。引き続き本庁幣が奉られた。献幣使が神前に進み祭詞を奏上。次に雅楽伴奏で国歌君が代を斉唱した。引き続き昭和天皇、香淳皇后の御製御歌に振付した日枝神社独自の「日枝の舞」が四人の舞姫によって奉奏された。
 玉串拝礼となり宮司、献幣使が玉串を奉り拝礼、拝礼後献幣使・随員は退下。次に昇殿者が玉串拝礼。猪瀬直樹・氏子崇敬会長(東京都知事)、責任役員、星岡会会長、総代、松山文彦東京都神社庁長(東京大神宮宮司)ら神職、國學院大學学長・皇學館大學理事長、麹町消防署長・江戸消防記念会ら地元関係者、特別崇敬者が玉串を捧げ拝礼して祭事はつつがなく修められた。
 直会で宮西宮司は参列者、献幣使に謝辞したのち「東京国立博物館で開催されていた『国宝大神社展』は成功のうちに終わった。今年は伊勢神宮の式年遷宮、出雲大社で六十年に一度の本殿遷座祭が斎行される日本建て直しの年である。日本の景気は総体的に・・・

 

<2面>

  • カンタベリー大主教が教皇と対話
    両教会の歩み寄りを神に感謝
    バチカン

  • ヴィヴェーカーナンダ生誕150周年祝賀会
    宗教の調和唱えたインドの聖人

<3面>

  • 農と健康の統合知を求めて
    陽捷行、北里大名誉教授が講演

  • 神仏両道で役尊神祭
    小澤暁宥師が特別護摩
    秩父今宮神社

<4面>

  • 美術・特別展 生誕140年記念 川合玉堂—日本のふるさと・日本のこころ—
    山種美術館
    玉堂の画業全体を展覧
クョスコニョ    [1] 
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