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平成25年2月5日号[天地] |
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今年の元旦は、氏子として注連縄やお供え物を用意した町の神社で迎えた。初詣の人たちに用意した大なべのぜんざいでは、赤米の餅が好評で、五百杯ほどお接待できた。準備は秋の稲刈りからで、注連縄用にもち米の稲を長めに鎌で刈り取り、倉庫で乾燥させた。暮れに有志が集まり、大小さまざまの注連縄をない、鳥居などに飾り付けた。末社もきれいに掃除し、供え物をする。大晦日には、風除けのシートを張り、ハーフカットのドラム缶で大きな焚き火を用意した▼二日は奈良の大神神社へ。学生時代に山の辺の道を歩いた折、同社の巨大な御神木に白い青大将がはっているのを見た。手前には、卵が供えられていた。私が育った家もかやぶきで、青大将をよく見かけた。ネズミを食べてくれるので、家の守り神のように大切にされていた▼一月の農作業は小麦畑の溝上げ。麦は湿りを嫌うので、雨水が抜けやすいよう溝を開けないといけない。まいたときに開けた溝が、予防作業や風雨でつぶれているのを直す。エンジン付きの一輪車と農具を使った手作業。次いで麦踏み。昔は足で踏んでいたが、今はトラクターに取り付けたローラーで踏む。踏まれて麦は根の張りがよくなり、分けつが進んで強く育つ。人間も踏まれて強くならないといけないと思う。
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