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平成25年9月5日号[天地] |
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残暑はまだ続きそうだが実りの秋がやってきた。早いところでは、お盆過ぎから稲刈りが始まっている。六月に田植えをした稲は、穂が出始める頃で、十月に収穫する。植える時期と品種によって収穫時期をずらさないと、コンバインや乾燥施設がフル稼働しても追い付かなくなる▼昔の農家ほどではないが、今年の夏も水田と大豆畑の草抜きに汗を流した。水田はとてもよくできたシステムで、水管理をうまくすれば、田植え時の除草剤散布で、ほぼ雑草を抑えることができる。しかし、田ならしが不十分で、土が水から出ていると、草が生えてくる▼畑作はさらに雑草に悩まされる。大豆はまいた後に除草剤を散布するのだが、畑によってはヒエをはじめホオズキやタデ、アサガオまで出てくる。ひどいと、三度も草抜きに入らないといけない畑もある▼皮肉だったのは、日照り続きで大豆が枯れそうになり、水を入れた翌々日に雨が降ったことだ。でも、水を通したとたんに大豆の葉が生き生きとしてくるのには驚いた▼作物の気持ちが分かるようになると、農業も宗教の段階に入るという。太古の人は植物と話ができたのだろうか。もちろん、農業だけでなくすべての行いが、神を感じながらの営みだったのだろう。
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