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社説
  平成26年3月5日号
 

シンポ「現代宗教とつながりの力」
社会関係資本としての宗教
大震災被災者支援めぐり討論
国際宗教研究所


国際宗教研究所のシンポジウム=2月22日、東京・巣鴨の大正大学

 

  公益財団法人国際宗教研究所と宗教者災害支援連絡会共同主催による公開シンポジウム「現代宗教とつながりの力」が二月二十二日、都内の大正大学巣鴨校舎で宗教者、宗教研究家、学生百人が参加して開催された。発題した四師は東日本大震災被災地での活動報告と共に支援者、被支援者との間で発生する諸問題、今後の課題に言及した。第九回同研究所賞は久志本裕子氏(日本学術振興会特別研究員)が受賞、評価対象論文は「変容するイスラームの学びの文化—マレーシア・ムスリム社会に関する文化人類学的考察—」。

星野英紀・同研究所理事長(大正大学常任理事)の挨拶に続き弓山達也理事(同大学教授)が「東日本大震災では宗教施設、宗教教団、宗教者が被災地の人々とのつながりを効果的に働かす力をもっていることが確認された。東日本大震災の前、『無縁社会』という語が広まった。こうした社会関係の弱体化に宗教は何ができるのかとの問いに、東日本大震災は図らずも大きな役割を果たした。本シンポジウムでは、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル=助け合い信頼を支える人々のつながりの力)としての宗教という観点から現代宗教を捉え返したい」と開催趣旨を説明した。以下は四師発題要旨。
 久間泰弘・曹洞宗復興支援室分室主事=伊達市龍徳寺住職は「これまでの支援≠ゥら、これからの支縁=vというテーマで発題。「一方的支援は被支援者の自立性を阻害する事例がある。それ故、当事者の受援力を促す対応が不可欠である。支援では何が必要なのか。それはその人自身の体であり心である。自分の意思として考え詰めれば自ずと被災地に足が向く。現在、被災者自身にも風化が見られる。風化に蓋をして直視しようとしない。風化させてはならないという思いを啓発し、その思いを届けていける立場がどこにあるかを考えていきたい。支援は自分とは何者かを一から考えていくことから始まる。支縁≠ニは何か。支援者と被支援者との連動性、共同性のなかから支縁は生まれる」。
 西川勢二・真如苑教務長補佐は「SeRVボランティア活動とその後ろ」で発題。「SeRV(サーブ)は真如苑救援ボランティアの略。東北地区の宗教施設は
・・・

 

斑鳩寺で聖徳太子春会式
聖徳殿の法要に稚児らも参列
兵庫県太子町


講堂の縁側を進む稚児行列=2月22日

 

 兵庫県太子町鵤の斑鳩寺は、聖徳太子ゆかりの寺として知られている。聖徳太子が六〇四年に飛鳥の豊浦宮(今の橘寺)で、推古天皇に勝鬘経を講話したところ、大いに喜ばれた推古天皇は太子に播磨国揖保郡の水田百町を寄進した。太子がその地を「斑鳩荘」と名付け、一つの伽藍を建てたのが斑鳩寺の始まりと伝わる。現在は天台宗で、新西国三十三箇所第三十二番札所でもある。
 聖徳太子の命日に当たる二月二十二日と翌二十三日の二日にわたり毎年、太子を祀る同寺聖徳殿で「太子春会式」が執り行われている。太子の縁日法要として古くから続く伝統行事で、参道や境内には植木市や露店が軒を連ね、町内外から詰め掛ける数万人の参拝客で賑わう。
 晴天に恵まれた二十二日、境内には多くの参拝者が詰めかけ、露天の食べ物や福引など楽しんでいた。稚児行列の始まりは午後二時。優雅な雅楽を演奏する楽団と法要の式衆に続いて、紫のはかまに金の冠をかぶった幼児から小学生までの、公募で参加した稚児十五人が、着物姿の保護者らに手を引かれながら登場した。参拝客は盛んに手を振り、カメラのシャッターを切る。稚児たちは緊張しながらも、カメラを向ける家族にポーズを取ったり、楽しそうに歩いていた。稚児行列は、講堂の縁側をめぐって渡り廊下を練り歩き、法要が営まれる聖徳殿に入った。

 

斑鳩寺聖徳殿での太子春会式の法要=2月22日、兵庫県太子町


 法要の大導師を勤めたのは斑鳩寺の大谷康文住職で、式衆は天台宗の僧九人。太子が自らの髪を切って植えたとされる「聖徳太子立像」に向かい、厳粛に法要を営んだ。
 講堂では国重要文化財の釈迦如来坐像など・・・

 

<2面>

  • 大統領が反同性愛法案に署名
    欧米の価値観の押し付けを拒否
    ウガンダ

  • 「家庭」テーマに特別会議
    ウクライナ危機で祈り呼びかけも
    バチカン

<3面>

  • 精進料理研究家 藤井まりさんに聞く
    和食が無形文化遺産に
    背景にある哲学を世界が評価

<4面>

  • 開山・栄西禅師800年遠忌
    特別展「栄西と建仁寺」
    東京国立博物館平成館

  • 浅草寺仏教文化講座で玄侑師が講演
    「日本人の心のかたち」

<5面>

  • 観音の里の祈りとくらし展
    村人に守られた長浜の仏たち
    東京藝術大学大学美術館

  • 伊藤若冲ゆかりの宝蔵寺
    「若冲応援団」を発足
    京都市

<6面>

  • 映画/あなたを抱きしめる日まで
    50年前に別れた息子を捜す母
クョスコニョ    [1] 
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