|
|
購読お申し込み・お問い合わせはこちらフォーム入力できます! |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
平成26年2月5日号[天地] |
|
|
|
NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」ゆかりの地・姫路を回った折、兵庫県揖保郡太子町にある斑鳩寺を訪ねた。聖徳太子を敬う「太子信仰」は各地にあり、同寺も「お太子さん」として信仰を集めている▼推古天皇の時代、聖徳太子が勝鬘経や法華経を天皇に講じたところ、感銘した天皇が播磨国の水田百町を下賜し、太子はそれを法隆寺に寄進した。平安時代に法隆寺の荘園へと発展し、その中心に建立されたのが斑鳩寺▼当寺は七堂伽藍に数十の坊庵が甍を並べていたが、出雲の尼子氏の侵攻で播磨が混乱した室町時代後期の天文十年(一五四一)、火災で焼失した。官兵衛が生まれる五年前のこと。その後、龍野城主赤松政秀らの寄進により、講堂、三重塔、太子御堂(聖徳殿)、仁王門などが復興された。長く法隆寺の別院だったが、江戸時代に天台宗に変わる▼聖徳殿の御本尊「植髪の太子」は、太子が父・用明天皇の病気平癒を祈る十六歳の自分に似せて自作し、自らの髪を切って植えたと伝わる像で「御孝養の御姿」とも呼ばれている▼住職によると、大工たちで作る太子講もわずかだが残っており、お参りに来るという。毎年二月二十二・二十三日には太子の縁日法要「春会式」があり、数万の参拝客で賑わう。
|
|
|
|
|
|
|
|
特集 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
社是 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|